論理式 

用途

セット内では、論理式を使って計算をすることができます。

セット内で論理式を使用して、セット明細を別のセット明細から差し引くよう、システムに指示することができます。 セットを使用してレポート列を定義すると、レポート内の差異列が計算されます。

論理式は、演算子、演算数、絶対値、および括弧から構成されます。

論理式は、どの基本セットまたはデータセットにも使えますが、単一次元セットおよび複合次元セットには使うことができません。

機能

論理式登録のルール

論理式の演算子

記号

演算子

+

加算

-

減算

*

乗算

/

除算

* *

指数

( )

括弧

SIN

正弦

COS

余弦

TAN

正接

SQRT

平方根

TRUNC

整数への切捨て

INT

整数への切捨て

DIV

( 整数の除算 )

MOD

余り ( 整数の除算 )

ABS

絶対値

EXP

指数関数 (n x)

LOG

対数

ROUND

丸め

 

リリース 3.0C からは、論理式演算数の入力に使われる構文が変わりました。 論理式演算数は、’ nnn の書式で入力します ( たとえば、セット明細 001 001 ) リリース 3.0C 以前では、論理式演算数は演算数に中括弧を付けて入力していました ( たとえば、 <001>)

既存の論理式は、新しい式に自動的に変換されます。 したがって、論理式を含んだセットを変更する必要はありません。

レポート列に定義されているセットの 2 行目に次の論理式を入力するとします。

IF 001 > 1000 THEN 001 ELSE 0

最初のレポート列 ( セット明細 001) の値が 1000 よりも大きい場合はこの値が 2 列目に表示され、最初の列の値が 1000 未満の場合は2列目に0の値が表示されます。

詳細は、 ブール論理についてを参照してください。

たとえば、セット明細 003 に、セット明細 001 002 の和を求める論理式 001 + 002 を入力します。

2つ目の論理式 ( セット明細 004) を入力して、セット明細 001 002 の合計の 50% を計算したいと思います。 これは、論理式 003 / 2. を入力して行います。 この論理式の演算数 003 はセット明細 003 で計算された論理式の結果を参照します。

セットへの論理式の入力は、 セット登録 / 変更 : 基本入力の各画面で行います。 基本セットまたはデータセットへの論理式の入力に関する詳細は、 セットでの値および論理式変数の入力を参照してください。

論理式変数での論理式の使用

変数の値を決定する 論理式変数という変数を登録することができます。

変数論理式には、前述の表に記載された演算子を使用することができます。

論理式には、次のものも使うことができます。

使用する変数は、論理式変数に入力したものと同じテーブル名を使う必要があります。

変数とユーザ Exit を論理式に入力する場合は、その両側に一重引用符 ( ) を入力します。 変数に論理式を登録する際、上記の“論理式登録のルール”で説明した構文ルール使います。

参照:

論理式変数の登録