転送プログラムの使用 

転送プログラム RGUREC00 の使用

移送プログラム RGUREC00 は、 レポート画面から使用します。 レポート機能へは、システム→サービス→レポートを選択してアクセスします。

他のユーザが転記している場合、 RGUREC00 のオンライン使用を開始してはなり ません。 このプログラムを最初に使用するときにデータが正しく転送されるようにするには、 SAP コンサルタントにご相談ください。

財務会計 (FI) からのデータの転送

転送プログラム RGUREC10 を使って FI データを FI-SL に転送するには、次の手順で行います。

  1. 会計管理→財務会計→特別目的元帳→定期処理→データ転送→財務会計を選択します。
  2. 財務会計から伝票を転送画面が表示されます。

  3. 以下のデータを入力してください。
  4. − データ転送の対象となる会社コード

    − データ転送の対象となる会計年度

    − データ転送の対象となる期間

    値を入力しないと、期間のデータが転送されます。

    − 会計トランザクション情報 - たとえば処理タイプまたはデータ転送の対象となるソースまたはその両方

    − データ転送の対象となる伝票番号範囲

    − データ転送の対象となる伝票日付

    − データ転送の対象となる転記日付

    − データ転送の対象となるデータの入力日

  5. 必要に応じて、以下のフラグを立てます。
  6. − データ転送のテストだけをする場合は、テスト実行フラグを立てます。 このフラグを立てると、 FI-SL データベースは更新 されません

    − データ転送の統計一覧を表示したい場合は、ログフラグを立てます。

    − 転送したい伝票についてデータレコードが現在 FI-SL に存在するかどうかを確認したい場合、 既存レコード確認フラグを立てます。 現在データが存在する場合、データは FI-SL に取り込まれません。

    既存レコード確認機能を使用するには、転送するデータの明細データレコードを FI-SL コンポーネントで保存する必要があります。

    − 在庫 / 購買管理 (MM) または販売管理 (SD) で登録された FI 伝票を転送する場合、 MM および SD 伝票も転送フラグを立てます。 このような状況 ( たとえばデータを FI で集計する ) では、ソース伝票からのデータが保持されないことがあります。 このような場合は、 FI 伝票からのデータしか使用できません。

  7. データの転送先である特定の対象元帳の名称を入力します ( 必要に応じて )
  8. 更新される元帳には元帳変更 : 処理タイプ割当画面の転記フラグ項目に 2( 後続転記の時点で元帳へ転記 ) または 3( 直接転記および後続転記の時点で元帳へ転記 ) の転記値が必要です。 この値は、 特別目的元帳のためのカスタマイジングで基本設定マスタデータ元帳更新を選択することにより定義します。

    他のユーザが転記している場合、プログラム RGUREC10 のオンライン使用には注意が必要です。 このような場合、旧データ以外は転送すべきではありません。 これらのプログラムは他のユーザがシステム上で転記をしていない時にのみ開始すること、また少なくとも 1 つの元帳には明細フラグを立てることをお薦めします。

  9. プログラム ® 実行を選択します。

在庫 / 購買管理 (MM) からのデータの転送

このプログラムはリリース 3.0 で転記された MM 伝票にだけ使用できます。 リリース 3.0 以前のもので転記された MM 伝票には FI 転送プログラムが必要です。

転送プログラム RGUREC30 を使って MM の実績データを FI-SL に転送するには、次の手順で行います。

  1. 会計管理→財務会計→特別目的元帳→定期処理→データ転送→在庫 / 購買管理を選択します。
  2. 在庫 / 購買管理から伝票の転送画面が表示されます。

  3. 以下のデータを入力してください。
  4. − データ転送の対象となる会社コード

    − データ転送の対象となる会計年度

    − データ転送の対象となる期間

    値を入力しないと、期間のデータが転送されます。

    − 会計トランザクション情報 - たとえば処理タイプまたはデータ転送の対象となるソースまたはその両方

    − データ転送の対象となる伝票番号範囲

    − データ転送の対象となる伝票日付

    − データ転送の対象となる転記日付

    − データ転送の対象となるデータの入力日

  5. 必要に応じて、以下のフラグを立てます。
  6. − データ転送のテストだけをする場合は、テスト実行フラグを立てます。 このフラグを立てると、 FI-SL データベースは更新 されません

    − データ転送の統計一覧を表示したい場合は、ログフラグを立てます。

    − 転送したい伝票についてデータレコードが現在 FI-SL に存在するかどうかを確認したい場合、 既存レコード確認フラグを立てます。 現在データが存在する場合、データは FI-SL に取り込まれません。

    既存レコード確認機能を使用するには、転送するデータ用の明細データレコードを FI-SL コンポーネントで保存する必要があります。

  7. データの転送先である特定の対象元帳の名称を入力します ( 必要に応じて )
  8. 更新される元帳には元帳変更 : 処理タイプ割当画面の転記フラグ項目に 2( 後続転記の時点で元帳へ転記 ) または 3( 直接転記および後続転記の時点で元帳へ転記 ) の転記値が必要です。 また、データの転送先となる元帳には、明細更新フラグを立てる必要があります。 この値は、 特別目的元帳のためのカスタマイジングで基本設定マスタデータ元帳更新を選択することにより定義します。

    他のユーザが転記している場合、プログラム RGUREC30 のオンライン使用には注意が必要です。 このような場合、旧データ以外は転送すべきではありません。 他のユーザがシステム上で転記をしていない時にのみこれらのプログラムを開始することをお薦めします。

  9. プログラム→実行を選択します。

販売管理 (SD) からのデータの転送

転送プログラム RKEPCU40 を使って SD の実績データを FI-SL に転送するには、次の手順で行います。

  1. 会計管理→財務会計→特別目的元帳→定期処理→データ転送→販売管理を選択します。
  2. SD 請求伝票転記画面が表示されます。

  3. 以下のデータを入力してください。
  4. − データ転送の対象となる会社コード

    − データ転送の対象となる販売組織 ( 必要に応じて )

    − データ転送の対象となる流通チャネル ( 必要に応じて )

    − データ転送の対象となる製品部門 ( 必要に応じて )

    − データ転送の対象となる伝票番号や請求日などの請求伝票情報

  5. 必要に応じて、以下のフラグを立てます。
  6. − データ転送のテストだけをする場合は、テスト実行フラグを立てます。 このフラグを立てると、 FI-SL データベースは更新 されません

    − データ転送の統計一覧を表示したい場合は、ログフラグを立てます。

    − 転送したい伝票についてデータレコードが現在 FI-SL に存在するかどうかを確認したい場合、 既存レコード確認フラグを立てます。 現在データが存在する場合、データは FI-SL に取り込まれません。

    既存レコード確認機能を使用するには、転送するデータ用の明細データレコードを FI-SL コンポーネントで保存する必要があります。

  7. データの転送先である特定の対象元帳の名称を入力します ( 必要に応じて )
  8. 更新される元帳には元帳変更 : 処理タイプ割当画面の転記フラグ項目に 2( 後続転記の時点で元帳へ転記 ) または 3( 直接転記および後続転記の時点で元帳へ転記 ) の転記値が必要です。 また、データの転送先となる元帳には、明細更新フラグを立てる必要があります。 この値は、 特別目的元帳のためのカスタマイジングで基本設定マスタデータ元帳更新を選択することにより定義します。

    他のユーザが転記している場合、プログラム RKEPCU40 のオンライン使用には注意が必要です。 このような場合、旧データ以外は転送すべきではありません。 他のユーザがシステム上で転記をしていない時にのみこれらのプログラムを開始することをお薦めします。

  9. プログラム→実行を選択します。

管理会計 (CO) からのデータの転送

転送プログラム RGUREC20 を使って CO の実績データを FI-SL に転送するには、次の手順で行います。

  1. 会計管理→財務会計→特別目的元帳→定期処理→データ転送→管理会計を選択します。
  2. CO 伝票 ( 実績データ ) FI-SL への転送画面が表示されます。

  3. 以下のデータを入力してください。
  4. − データ転送の対象となる管理領域またはその範囲

    − データ転送の対象となる伝票番号またはその範囲

    − データ転送の対象となる会計年度またはその範囲

    − データ転送の対象となる処理タイプまたはその範囲

    − データ転送の対象となる原価要素またはその範囲

    − データ転送の対象となる会社コードまたはその範囲

  5. 必要に応じて、以下のフラグを立てます。
  6. − データ転送する統計一覧を表示したい場合は、一覧希望フラグを立てます。

    − データ転送のテストだけをする場合は、テスト実行フラグを立てます。 このフラグを立てると、 FI-SL データベースは更新 されません

    転送したい伝票についてデータレコードが現在 FI-SL に存在するかどうかを確認したい場合、 既存レコード確認フラグを立てます。

    既存レコード確認機能を使用するには、転送するデータ用の明細データレコードを FI-SL コンポーネントで保存する必要があります。

  7. データの転送先である特定の対象元帳の名称を入力します ( 必要に応じて )
  8. 更新される元帳には元帳変更 : 処理タイプ割当画面の転記フラグ項目に 2( 後続転記の時点で元帳へ転記 ) または 3( 直接転記および後続転記の時点で元帳へ転記 ) の転記値が必要です。 また、データの転送先となる元帳には、明細更新フラグを立てる必要があります。 この値は、 特別目的元帳のためのカスタマイジングで基本設定マスタデータ元帳更新を選択することにより定義します。

    他のユーザが転記している場合、プログラム RGUREC20 のオンライン使用には注意が必要です。 このような場合、旧データ以外は転送すべきではありません。 他のユーザがシステム上で転記をしていない時にのみこれらのプログラムを開始することをお薦めします。

  9. プログラム→実行を選択します。

CO 統計キー数値期首残高の転送

プログラム RGUREC40 を使用すると、 FI-SL CO 統計キー数値の期首残高を転送することができます。

  1. 会計管理→財務会計→特別目的元帳→定期処理→データ転送→ CO 統計キー数値を選択します。
  2. RGUREC40 - 統計キー数値の期首残高転送 ( タイプ1 ) 画面が表示されます。

  3. 以下のデータを入力してください。
  4. − 期首残高転送の対象となる管理領域

    − 期首残高転送の対象となる会計年度

    − 期首残高転送の対象となる CO 対象タイプ ( たとえば原価センタの場合は KS)

  5. FI-SL 中の既存キー数値を削除するかどうかを指定します。
  6. タイプ1の CO 統計キー数値 ( 固定値 ) FI-SL に転送すると、伝票に入力された値が合計値 ( デルタ値ではなく ) として転送され、これによりその後年度末までのすべての期間で有効になります。

    このため、統計キー数値が FI-SL 上で更新される 前に期首残高を転送しなければなりません。 最初のデータ転送の前に統計キー数値データがすでに存在する場合は、不適切なデータが FI-SL で更新されることになります。

    プログラム RGUREC40 を使用する際、 FI-SL 中の既存キー数値をデータ転送の前に削除するかどうかを指定する必要があります。

    − データ転送前に FI-SL 中の既存キー数値を削除したくない場合は、 FI-SL で削除しないを選択します。

    − データ転送前に FI-SL の全年度の既存キー数値を削除したい場合は、 FI-SL 全年度データ削除を選択します ( 複数の会計年度バリアントが使われる場合 )

    − データ転送前に FI-SL の今年度の既存キー数値を削除したい場合は、 FI-SL 今年度データ削除を選択します (1 つの会計年度バリアントが使われる場合 )

  7. 必要に応じて、以下のフラグを立てます。
  8. − データ転送する統計一覧を表示したい場合は、一覧希望フラグを立てます。

    − データ転送のテストだけをする場合は、テスト実行フラグを立てます。 このフラグを立てると、 FI-SL データベースは更新 されません

    他のユーザが転記している場合、プログラム RGUREC40 のオンライン使用には注意が必要です。 このような場合、旧データ以外は転送すべきではありません。 他のユーザがシステム上で転記をしていない時にのみこれらのプログラムを開始すること、また少なくとも 1 つの元帳には明細フラグを設定することをお薦めします。

  9. プログラム→実行を選択します。

CO 統計キー数値の期首残高が FI-SL コンポーネントへ転送されます。

管理会計 (CO) からの予定伝票の転送

転送プログラム RGUREC50 を使って CO の計画データを FI-SL に転送するには、次の手順で行います。

  1. 会計管理→財務会計→特別目的元帳→定期処理→データ転送→ CO 計画データ - 伝票を選択します。
  2. CO 予定伝票の FI-SL への転送画面が表示されます。

  3. 以下の選択条件を入力します。
  4. − データ転送の対象となる管理領域またはその範囲

    − データ転送の対象となる伝票番号またはその範囲

    − データ転送の対象となる会計年度またはその範囲

    − データ転送の対象となるバージョンまたはその範囲

    − データ転送の対象となる CO 活動タイプまたはその範囲

    − データ転送の対象となる原価要素またはその範囲

  5. 必要に応じて、以下のフラグを立てます。
  6. − データ転送する統計一覧を表示したい場合は、一覧希望フラグを立てます。

    − データ転送のテストだけをする場合は、テスト実行フラグを立てます。 このフラグを立てると、 FI-SL データベースは更新 されません

    − 転送したい伝票についてデータレコードが現在 FI-SL に存在するかどうかを確認したい場合、 既存レコード確認フラグを立てます。

    既存レコード確認機能を使用するには、転送するデータ用の明細データレコードを FI-SL コンポーネントで保存する必要があります。

  7. データの転送先である特定の対象元帳の名称を入力します ( 必要に応じて )
  8. 更新される元帳には元帳変更 : 処理タイプ割当画面の転記フラグ項目に 2( 後続転記の時点で元帳へ転記 ) または 3( 直接転記および後続転記の時点で元帳へ転記 ) の転記値が必要です。 この値は、 特別目的元帳のためのカスタマイジングで基本設定マスタデータ元帳更新を選択することにより定義します。

    他のユーザが転記している場合、プログラム RGUREC50 のオンライン使用には注意が必要です。 このような場合、旧データ以外は転送すべきではありません。 他のユーザがシステム上で転記をしていない時にのみこれらのプログラムを開始すること、また少なくとも 1 つの元帳には明細フラグを設定することをお薦めします。

  9. プログラム→実行を選択します。

CO 予定伝票が FI-SL コンポーネントに転送されます。

CO の対象に転記された計画データの転送

プログラム RKEPCU20 を使用して、 CO の対象 ( たとえば、原価センタ、内部発注、プロジェクトなど ) に転記された CO 計画データを FI-SL に転送するには、次の手順で行います。

  1. 会計管理→財務会計→特別目的元帳→定期処理→データ転送→ CO 計画データ - 対象を選択します。
  2. FI-SL: CO 対象からの計画データの転送画面が表示されます。

  3. 以下のデータを入力してください。
  4. − 計画データ転送の対象となる管理領域

    − 計画データ転送の対象となる計画バージョン

    − データ転送の対象となる会計年度

  5. FI-SL コンポーネントに計画データを転送する CO の対象を選択します。
  6. データ転送の対象となる処理タイプまたはその範囲
  7. 選択した CO の対象に特性値を入力します。
  8. 個別値、値範囲、グループを入力することができます。

  9. 必要に応じて、以下のフラグを立てます。
  10. − データ転送のテストだけをする場合は、テスト実行フラグを立てます。 このフラグを立てると、 FI-SL データベースは更新 されません

    − データ転送の統計一覧を表示したい場合は、ログフラグを立てます。

  11. データの転送先である特定の対象元帳の名称を入力します ( 必要に応じて )
  12. 更新される元帳には元帳変更 : 処理タイプ割当画面の転記フラグ項目に 2( 後続転記の時点で元帳へ転記 ) または 3( 直接転記および後続転記の時点で元帳へ転記 ) の転記値が必要です。 この値は、 特別目的元帳のためのカスタマイジングで基本設定マスタデータ元帳更新を選択することにより定義します。

    FI-SL コンポーネントの中で、データが CO の対象についてすでに存在しているかどうかはチェックされないため、プログラム RKEPCU20 の使用には注意が必要です。

  13. プログラム→実行を選択します。

CO 計画データが FI-SL コンポーネントに転送されます。