配分周期のオンラインでの実行 

  1. 会計管理→財務会計→特別目的元帳→定期処理→配分を選択し、次の中から一つ選択します。
  2. 実績配賦→実行 ( 実績配賦の場合 )

    計画配賦→実行 ( 計画配賦の場合 )

    実績付替→実行 ( 実績付替の場合 )

    計画付替→実行 ( 計画付替の場合 )

    < 配分タイプ > 実行 : 第一画面が表示されます。

    実績配賦および実績付替の実行には、実績転記メニュー機能も使えます ( 実績転記→実績終了→実績配賦または実績付替→実行 )

    計画配賦および計画付替の実行には、計画メニュー機能も使えます ( 計画→計画終了→計画配賦または計画付替→実行 )

  3. 以下のデータを入力してください。
  4. − 配分周期の元帳

    データを配分する元となるローカル会社またはグローバル会社は、この元帳に割り当てられる必要があります。

    − 配分周期の実行対象となる開始期間

    − 配分周期の実行対象となる終了期間

    − 配分周期の実行対象となる会計年度

    − 配分に使われる伝票タイプを定義するコード

  5. バックグラウンド処理で配分を実行する場合、バックグラウンド処理フラグをオンにします。
  6. 配分をテストする場合、テスト実行フラグをオンにします。配分ではデータベースは更新されません
  7. 配分周期の実行時に、明細レコードがデータベースに必ず書き込まれます。

  8. 配分周期の実行後に出力一覧を表示させる場合は、詳細一覧フラグをオンにします。出力一覧は、配分がどのように実行されたかを示します。
  9. 実行する各周期について周期項目を完成させます。 1 回の実行で複数の周期を処理することができます。
  10. − 実行する配分周期の名前

    − 実行する配分周期の開始日付

    別の配分周期と同じ名前を持つ周期を実行する場合、同一の名前を持つ配分周期が、周期の開始日付とともに表示されます。

    周期の実行順序は、データの配分方法に影響を与えます。

    配分周期1では原価センタ 200 および 300 に配分を行い、配分周期3では原価センタ 300 400 、および 500 に配分を行うとします。配分周期3は、周期のセットを実行する際、配分周期1の結果を使用します。

  11. いくつかの配分周期を一括実行する場合は、設定を選択することにより、実行中にエラーが発生したときにシステムがどのように動作するかを設定しておくことができます。
  12. − エラーが発生した時点で処理を終了させたい場合は、プログラム終了を選択します。すると、その後の周期は処理されません。

    − エラーが発生してもその後の周期の処理を続行させたい場合は、シミュレーションモードに変更を選択します。配分実行の際に発生したエラーはすべて、1回の配分実行ごとに出力されます。

  13. エラーメッセージを出力して周期の実行が中止された場合、あるいは周期から不適切な結果が発生した場合は、エラーのトラブルシュートに関連するすべてのデータを収めたログを作成することができます。
  14. ログを有効化するには、設定を選択して、実行時ログのフラグを設定します。

  15. 配分実行時にデータベースからデータがどのように選択されるかは、定義することができます。これを行うには、設定を選択して、データベース選択項目に入力します。
  16. データベースを選択するには、以下の方法の中から1つを選択します。

    − データベースを配分周期別に選択する。

    これは初期設定です。周期の中で使われる次元ごとに、周期全体におけるこの次元に最小値と最大値が設定された上で、データベース選択の基準としてこの値範囲が使われます。

    システムによるデータベースへのアクセスは、一度だけです。しかし、システムではデータベースから多数の対象を選択しなければならない場合があります。

    − データベースをセグメント別に選択する。

    セグメントで使われる次元ごとに、セグメントにおけるこの次元に最小値と最大値が設定されます。

  17. 実行第一画面で行った入力内容は、バリアントとして保存できます。これを行うには、補足→バリアント→保存を選択し、バリアントの名前とテキスト ( ) を入力します。
  18. 特定のバリアントを用いて配分周期を実行するには、補足→バリアント→開くを選択します。

    同一のアプリケーションおよび配分タイプの中では、実績データまたは計画データに見合ったバリアントしか呼出せません。たとえば、実績配賦に登録されたバリアントを計画配賦または実績付替の第一実行画面から呼び出すことはできません。

  19. < 配分タイプ > →実行を選択します。

レポート AL01000R: < 配分タイプ > 基本一覧照会画面が表示されます。レポート名は、次のように設定されます。

AL: 配分

01: 01: 配分の実行番号 ( 例、複数のユーザにより複数の配分が複数回処理される場合 )

000: 000: 実行中の配分を持つクライアント

R: R: レポート

この画面では、会計年度、開始および終了期間、通貨、勘定コード、ローカル会社、グローバル会社、バージョン、レコードタイプ、元帳、起算日、および換算レートタイプなどの配分周期についてのデータが照会されます。各周期について、周期名、開始日付、センダおよびレシーバ数、および周期処理中に発生したメッセージ ( エラー / 警告 / 情報 ) 数もまた一覧されます。

配分を正常に実行するには、 E( エラー ) タイプのメッセージの修正が必要です。処理時間を短縮するには、 W( 警告 ) タイプのメッセージの修正も必要です。 A( 異常終了 ) タイプのメッセージが発生すると、配分処理は強制終了します。下の表に、実行中に起こり得る配分メッセージの例を示します。

配分実行中のメッセージ例

メッセージ例

説明

I 原価センタ < 番号 > が全期間でサポートされていません。

原価センタに、周期に定義されている全期間用のデータが含まれていません。

W 固定センダ値が未定義です。

固定センダ値が定義されていません。配分セグメントにセンダ値の定義が必要です。

W セグメントにレシーバが存在しません。

セグメントに、レシーバ値が定義されていません。配分セグメントに有効なレシーバ値の定義が必要です。

W センダベースが0のため、配分できません。

センダベース値が入力されていないか、センダベースのデータベースレコードが存在しません。データベースにレコードが存在するセンダベース値の入力が必要です。

E 原価センタ < 番号 > が、管理領域 < 番号 > に存在しません。

管理領域に原価センタが定義されていません。配分周期に有効な原価センタの定義が必要です。

E 有効な組合せが存在しません。

次元組合せの合計レコードが、データベースに存在しません。

A < 年度 - 開始日 >-< 年度 - 終了日 > 間に周期が定義されていません。

第一画面の上部で入力した会計年度と起算日について配分周期が定義されていません。正しい会計年度について周期を再実行してください。

 

エラーメッセージの詳細なテキストを照会するには、ジャンプ→メッセージ→合計を選択すると、配分周期の処理中に発生した全メッセージが照会されます。対象となるエラーメッセージにカーソルを配置し、テキスト ( ) を選択します。エラーに関する詳細な説明およびエラーの修正案が照会されます。

  1. レポート AL01000R: < 配分タイプ > 基本一覧照会画面では、次の追加処理機能が使えます。

追加処理機能 - レポート AL01000R: < 配分タイプ > 基本一覧照会画面

選択

目的

周期出力印刷

特定の配分周期結果の印刷

周期出力全印刷

全配分周期結果の印刷

ジャンプセグメント

特定の配分周期でのセグメント処理の詳細結果の照会

ジャンプメッセージ合計

配分周期処理中に発生した全メッセージ ( エラー / 警告 / 情報 ) の照会

ジャンプメッセージ選択

1 つの特定周期のメッセージ ( エラー / 警告 / 情報 ) の照会

ジャンプ技術統計

データベース ( 配分周期で読み込み、使用、書き込みされたレコード ) へのデータの転記の詳細結果の照会

ジャンプセンダ

周期およびセグメントまたはそのいずれかにおけるセンダ処理の詳細結果の照会

ジャンプレシーバ

周期およびセグメントまたはそのいずれかにおけるレシーバ処理の詳細結果の照会

 

処理済配分周期の概要の照会

< 配分タイプ > 実行 : 第一画面から、特定の元帳 / 会計年度 / 期間の組み合わせに対して処理された配分周期の概要を照会することができます。この機能で、配分周期が特定の期間の中で元帳に対してすでに処理されたかどうかがわかります。

< 配分タイプ > 実行 : 第一画面から処理済配分周期の概要を照会するには、以下の操作を行います。

  1. < 配分タイプ > →概要を選択します。
  2. < 配分タイプ > 概要 : 第一画面が表示されます。

  3. 以下のデータを入力してください。
  4. − 照会する処理済の配分周期の元帳

    − 照会する処理済の配分周期の会計年度

    − 照会する処理済の配分周期の開始期間

    − 照会する処理済の配分周期の終了期間

  5. 実行を選択して、実行済配分周期の概要を照会します。
  6. < 配分タイプ > 概要 : 基本一覧画面が表示されて、特定期間について元帳への処理が行われた配分の一覧が照会されます。

    処理済み配分周期に関する詳細情報を照会するには、カーソルを配分周期に移動し、ダブルクリックしてください。

  7. この画面では、次の追加処理機能が使えます。

追加処理機能 - < 配分タイプ > 概要 : 基本一覧画面

選択

目的

一覧印刷

処理済配分の一覧の印刷

編集ソート期間別

一覧された配分の期間別のソート

編集ソート周期別

一覧された配分の周期名別のソート

編集照会取消あり

処理済の配分周期のうち取り消されたものの照会

編集照会取消なし

処理済の配分周期のうち取り消されていないものの照会

編集選択

詳細周期情報を照会する特定周期の選択

周期登録

新規配分周期の登録

周期変更

既存の配分周期の変更

周期照会

配分周期の照会

周期削除

配分周期の削除

 

実行済配分周期のセグメント情報の照会

次の手順で、 レポート AL01000R: < 配分タイプ > 基本 / センダ / レシーバ / データベース一覧照会画面から実行済の配分周期のセグメント情報を照会します

ジャンプ→セグメントを選択します。

レポート AL01000R: < 配分タイプ > セグメント一覧照会画面が表示されて、配分周期の中で処理されたセグメントの一覧が表示されます。各セグメントについて、センダおよびレシーバ配分ルール、センダとレシーバの数、およびセグメント内のエラーメッセージ数が表示されます。

実行済配分周期のデータベース情報の照会

次の手順で、 レポート AL01000R: < 配分タイプ > 基本 / セグメント / センダ / レシーバ 一覧照会画面から実行済の配分周期のデータベース情報を照会します

ジャンプ→技術統計を選択します。

配分周期に対するデータレコードが、データベースから選択されます。

レポート AL01000R: < 配分タイプ > データベース一覧照会画面が表示されて、配分周期からデータベースへの転記に関する詳しい情報が照会されます。各周期について、読み込み、選択、書き込み、およびデータベースへの転記が行われたデータレコード数などが照会されます。

実行済配分周期のセンダ情報の照会

次の手順で、 レポート AL01000R: < 配分タイプ > 基本 / セグメント一覧照会画面から実行済の配分周期のセンダ情報を照会します

ジャンプ→センダを選択します。

レポート AL01000R: < 配分タイプ > センダ一覧照会画面が表示されて、配分周期のセンダの一覧が照会されます。各センダについて、配分のためのセンダ配分ルールおよびセンダベースも照会されます。

実行済配分周期のレシーバ情報の照会

次の手順で、 レポート AL01000R: < 配分タイプ > 基本 / セグメント一覧照会画面から実行済の配分周期のレシーバ情報を照会します

ジャンプ→レシーバを選択します。

レポート AL01000R: < 配分タイプ > レシーバ一覧照会画面が表示されて、配分周期のレシーバの一覧が照会されます。各レシーバについて、配分のためのレシーバ配分ルールおよびトレースファクタも照会されます。