配分周期のセグメントの登録 

FI-SL システムにおける配分は、周期単位に定義します。各周期は 1 つ以上のセグメントから成ります。各セグメントには、そのセグメントのセンダおよびレシーバをデータ配分ルールとともに定義します。

  1. FI-SL: < 配分タイプ > 周期 : ヘッダデータ画面で、編集→セグメント追加を選択します。
  2. FI-SL: < 配分タイプ > 周期 : セグメント画面が表示されます。

  3. セグメントに名前とテキストを入力します。
  4. 実績配賦または計画配賦を登録する場合は、オリジナルのセンダ勘定からデータを累計するために使われる勘定コードを入力します。
  5. 配賦勘定についての詳細は、 配分タイプを参照してください。

    FI からの勘定マスタファイルを使う場合、配賦勘定は通常、二次原価勘定です。

  6. 配分周期でこのセグメントを一時的に考慮させないようにする場合には、ロックフラグをオンにします。すると、配分周期の処理の際にこのセグメントが考慮されません。
  7. 以下のセンダ値データを入力します。
  8. − センダからのデータ配分方法を定義するコード

    有効な値は、次のとおりです。

    − センダの転記済残高 ( 金額 ) が各レシーバ値に配分されます。 ( 転記済金額1のルールによって ) センダ管理を使用する場合、 FI-SL: < 配分タイプ > 登録 : センダ値画面でセンダ管理情報を入力します。

    − センダの金額とは無関係に、センダから特定の固定金額が配分されます。

    センダから配分する金額は、 FI-SL: < 配分タイプ > 周期登録 : センダ値画面で定義します。

    − レシーバトレースファクタの各単位ですべてのセンダに固定率 ( 価格 ) を設定します。

    センダへの固定率は、 FI-SL: < 配分タイプ > 周期登録 : センダ値画面で定義します。

    − センダ残高の何パーセントをセンダに貸方記帳するかを示すパーセント数

    センダの残高が 50,000 で、センダに貸方記帳するパーセント率を 50% と定義します。金額 25,000 がセンダに貸方記帳され、センダの残高は 25,000 となります。

    − 実績データをレシーバに配分する場合、実績値フラグをクリックします。

    計画データをレシーバに配分する場合、計画値フラグをクリックしてください。

  9. トレースファクタグループボックスで、レシーバへのデータの配分方法を定める配分ルールを入力します。
  10. 有効な値は、次のとおりです。

    − 変動部分の配分

    レシーバ値に配分する変動部分は、 FI-SL: < 配分タイプ > 周期登録 : トレースファクタ画面で定義します。

    − 固定金額の配分

    レシーバ値に配分する固定部分は、 FI-SL: < 配分タイプ > 周期登録 : トレースファクタ画面で定義します。

    − 固定パーセント率の配分 (100% 以下 )

    レシーバ値に配分する固定パーセント率は、 FI-SL: < 配分タイプ > 周期登録 : トレースファクタ画面で定義します。

    − 固定部分の配分

    レシーバ値に配分する固定部分は、 FI-SL: < 配分タイプ > 周期登録 : トレースファクタ画面で定義します。

  11. レシーバに変動部分の配分ルールを使用する場合は、レシーバトレースファクタを入力します。
  12. トレースファクタが固定金額、固定パーセント率、固定部分のいずれでもない場合、レシーバをマイナスのトレースファクタで貸方記帳することができます。この場合、レシーバに変動部分の配分ルールを適用するときに、マイナスのトレースファクタを調整するオプションはいくつかあります。
  13. 目的のオプションを選択して、レシーバに対してデータベースで発生するマイナス残高をシステムでどのように処理するかを設定してください。

  14. 必要に応じて、配分先次元 ( センダおよびレシーバの ) を入力します。
  15. 配分元によって、入力する内容が以下のようになります。

    − 固定値から配分する場合、開始項目の値のみを入力します。

    − 値範囲から配分する場合、開始および終了項目の値のみを入力します。

    − 固定値および値範囲またはそのいずれかの組合せから配分する場合、セット項目の値のみを入力します。

    表示される次元は、システム設定でデータベーステーブルに定義された次元です。データは、この次元を使ってしか配分できません。システム設定によっては、表示されない次元もあります。配分ソフトウェアのシステム設定についての詳細は、 FI-SL 導入ガイド (IMG) 配分の各ステップを参照してください。

  16. この画面では、次の追加処理機能が使えます。

追加処理機能 - FI-SL: < 配分タイプ > 周期 : セグメント画面

選択

目的

編集前セグメント

周期内の前セグメントの照会

編集次セグメント

周期内の次セグメントの照会

編集セグメント追加

周期へのセグメントの追加

編集→セグメントコピー ...

周期への既存セグメントのコピー

編集セグメント削除

周期からのセグメントの削除

ジャンプヘッダデータ

周期のヘッダデータの入力

ジャンプセグメント概要 ...

周期に含まれるセグメントの概要照会

ジャンプセンダ値

配分のセンダ値の入力

ジャンプトレースファクタ

配分のレシーバトレースファクタの入力

補足履歴 ...

周期の改訂履歴の表示

補足セットの登録 ...

セグメントのセットの登録

補足セットの変更 ...

セグメントに使われるセットの変更

補足センダの照会 ...

セグメントのセンダ一覧の照会

補足→レシーバの照会 ...

セグメントのレシーバ一覧の照会

補足組合せセンダ ...

セグメント内でのセンダの付替次元の変更

補足組合せレシーバ ...

セグメント内でのレシーバの付替次元の変更

 

  1. セグメント情報を保存します。