伝票を入力する際は、伝票タイプも入力します。伝票タイプは、伝票の番号割当が外部
( ユーザ定義 ) で行われるものか、内部 ( システム定義 ) で行われるものかを決定します。伝票タイプ
同様に処理される伝票は、伝票タイプでまとめてグループ化されます。
FI-SL システムでは、伝票タイプによって以下のことが決定されます。伝票タイプに通貨項目を定義する際は、以下を定義します。
伝票番号の入力および伝票の貸借一致を必要とする伝票タイプを選んだ場合は、有効な伝票番号を入力する必要があり、伝票の貸借は一致していなければなりません。伝票タイプの条件に従わないと、入力は無効になります。
FI-SL
システムには 2 つの伝票タイプが用意されています。特別目的元帳のためのカスタマイジング機能を使うと、供給された伝票タイプの更新と新しいタイプの登録ができます。伝票タイプの定義に関する詳細は、特別目的元帳のための導入ガイド
(IMG) の 有効な伝票タイプの更新の処理タイプ ( 実績転記 ) を参照してください。FI-SL
システムに入力できるデータは以下のとおりです。伝票番号割当
伝票タイプで、どのように伝票番号が割り当てられるかが決定されます。システムをインストールするときに、各伝票タイプはそれぞれの番号範囲コードに割り当てられます。各番号範囲コードとその関連伝票タイプについて、システムで伝票番号が割り当てられるか、またはユーザが伝票番号を入力するかを定義することができます。また、有効な伝票番号範囲も定義できます。
伝票タイプ
同じ番号範囲コードには複数の伝票タイプを割り当てることができます。
システム定義でもユーザ定義でも、伝票番号は有効でなければなりません。有効な番号とは、いままで使われておらずしかも有効な伝票番号範囲内にある番号のことです。システムによる番号割り当ての場合、有効な番号は順番に割り当てられます。マニュアル入力の場合、伝票番号は有効でなければなりませんが、一定の順番に入力する必要はありません。
ローカル元帳とグローバル元帳の番号範囲を定義するときは、特定のローカル
/ グローバル会社に対して範囲を定義します。また、特定の年度 ( または複数年度 ) の番号範囲も定義できます。年度から独立した伝票番号の番号範囲を使われることをお勧めします。たとえば、年度の途中から会計年度バリアントを使用している場合、年度から独立した番号範囲を使用する必要があります。
ローカル会社とグローバル会社への番号間隔の割当についての詳細は、 特別目的元帳のための導入ガイド
(IMG) の 番号範囲のステップ ( 実績転記 ) を参照してください。