データ集計 

元帳 / 会社 / 処理の組み合わせごとに、元帳への記帳をリアルタイムモードでするか非対話モードでするかを定義できます。

リアルタイム更新の場合、入力されたデータはすぐに統合マネージャにより分析され、リアルタイム更新用に定義された元帳に記帳されます。

非対話モードでは、統合マネージャはリアルタイム更新の場合と同じ処理をしますが、元帳はリアルタイムでは更新されません。 ( 非対話処理中のエラーを減少させるために、リアルタイムモードでチェックすることは可能です。

FI-SL 会社、元帳、および処理タイプを定義する際に、伝票が FI-SL 明細データベースを更新するかどうかも決定できます。 FI-SL 明細データベースについての詳細は、 FI-SL 明細データベースの項を参照してください。

元帳へのデータ集計

取引データは、元帳に定義された次元へ集計されます。伝票には、多数の次元を持つ取引データが含まれることもあります。元帳の必要条件に合うデータだけが元帳に記帳されます。

元帳 1 には勘定、原価センタそして品目番号の次元が含まれています。次に、これらの次元を使う取引データが、元帳 1 に記帳されます。

遅れた転記に対してすべての FI-SL 元帳を設定することもできます。たとえば、オンラインでの集中的な転記処理の結果システムでの処理が遅くなる場合に、遅れた転記に対して元帳を設定することもできます。 FI-SL への伝票転記が遅れると、伝票はソースアプリケーション ( たとえば FI) に転記されますが、まだ FI-SL へは転記されません。カスタマイジングでこのフラグを すべての FI-SL 元帳に対して設定してください。詳細は、特別目的元帳についての導入ガイド (IMG) 更新タイプの更新のステップを参照してください。

通貨データの累計

各会社または子会社には、ローカル / グローバル通貨があります ( ローカル会社には国内通貨、グローバル会社にはグローバル通貨 ) 。グループ通貨は元帳ごとに定義され、それゆえ同じ元帳内の会社は同一のグループ通貨を共有します。

元帳で累計される通貨は、元帳マスタデータで定義された通貨タイプによって決まります。個々の必要性に応じて、取引通貨以外に 2 つの通貨タイプを定義できます。