バージョン 

特別目的元帳では、異なるバージョンのデータを保存できます。また、バージョンごとに特定のレコードタイプも保存可能です。

レコードタイプには以下のものがあります。

バージョンは、レコードタイプおよびバージョン番号別に定義します。

計画データには、 2 つの異なるバージョン ( 計画バージョン 1 、計画バージョン 2) を定義できます。

レコードタイプにおけるバージョンは、すでにシステムで定義されていますが、 特別目的元帳のカスタマイジング機能を使ってバージョンを追加することができます。

FI-SL のバージョン概念は、 FI-SL ソフトウェアパッケージの予定部分から実現したものです。 FI-SL の計画ソフトウェアを使うと、同一または異なる期間についてさまざまな計画バージョンを更新することができます。 SAP では、配分バージョンと同様に、計画バージョンも使用します。また、十分に管理された状況のもとで、 FI-SL でもさまざまな実績データバージョンを使用します。 FI-LC システムでは、バージョンを使用して、各種の連結オプションの確立や、もっとも適切な連結バージョンの決定も行います。

3.0 以前のリリースでは、実績データは常に FI-SL のバージョン 001 に取り込まれました。現在、 CO の実績データは、 FI-SL のさまざまなバージョンで保存することができます。バージョンを使うデータが元帳で更新されるためには、バージョンが元帳に割り当てられていなければなりません。バージョン 001 は、現在でも FI SD 、および MM の実績データ用に予約されています。

バージョンの定義に関する詳細は、 特別目的元帳導入ガイド (IMG) 計画バージョン更新および実績バージョン更新の各ステップを参照してください。