FI-SL マスタデータ : 項目移動 

特別目的元帳および会社の設定に加え、項目移動情報も定義する必要があります。項目移動により、 FI-SL システム内で使用される次元が決められます。この次元を使って、特別目的元帳を定義します。他のアプリケーションで定義されている標準元帳の項目移動は定義できません。

命名規則 : ユーザ定義の項目移動名の1桁目は、文字でなければ なりません ( たとえば、 R000 M001)

使用中のシステム内に、現在、 1 文字目に数字が定義された項目移動がある場合は、 SAP コンサルタントにご相談ください。

項目移動定義についての詳細は、 特別目的元帳の導入ガイド (IMG) を参照してください。

FI/MM/SD からの CO の情報を実績として転記するか統計データとして転記するかを決めることもできます。この情報は、項目移動内の項目ごとに定義します。項目移動の各項目に対して、標準 Exit を入力することができます。これによって、実績データのみを取り込むか、統計データも取り込むかが決まります。

プロジェクト項目については、実績データのみが取り込まれるように標準 Exit を入力します。

CO 実績および統計データの転記

目的

方法

統計および実績の両データを取り込む

標準 Exit の入力は必要なし

実績データだけを取り込む

SAP 供給の標準 Exit を使用

統計データだけを取り込む

ユーザ定義の Exit を定義する必要あり

 

詳細は、リリースノート“特別目的元帳における項目移動の標準 Exit ”を参照してください。

項目移動におけるユーザ Exit

項目移動内において、ユーザ Exit も入力することが可能です。旧リリースでは、項目移動のユーザ Exit は以下のプログラムに保存されていました。

リリース 3.0 からは、独自のユーザ Exit プログラムを定義できます。ユーザ Exit プログラムを登録する場合、このプログラム名は カスタマイジングでクライアント依存ユーザ Exit のテーブル ( テーブル T80D) に定義しておく 必要があります ( 詳細は、 特別目的元帳導入ガイド (IMG) クライアント依存ユーザ Exit 更新ステップを参照してください ) 。テーブル T80D を変更しない場合は、 Exit プログラム RGIFU000 および RGIVUxxx が使われます。