データベース定義とインストール
FI-SL
システムの設定時の最初のタスクの1つとして、元帳で使われる可変次元の決定があります。次に、データベース構造を決定します。データレコードのキー部分にどの次元が保存されるかは、可変次元によって決まります。
FI-SL に伝票が転記されたときに、データレコードキーのどの可変項目に記入されるかも、可変次元によって決まります。システムを設定する際は、まずシステムで使われる次元の組合せと元帳構造を決定してください。可変次元を効率よく構成すると、データ保存に必要な容量が軽減されます。
完全なテーブルグループを定義してそれを
ABAP ディクショナリに保存するには、 テーブルグループ定義機能を使用します。テーブルグループは、相互に依存するデータベーステーブル ( オブジェクト / 集計 / 実績および計画明細の各テーブル ) のグループです。テーブルグループ定義機能を使用する際、オブジェクトテーブルおよびその構造を
ABAP ディクショナリで更新する必要はなくなりました。可変次元は、2つのオブジェクトテーブル ( 取引先 / オブジェクトとトランザクション属性、またはそのいずれか ) に対して定義することができます。これらのオブジェクトテーブルに割り当てられた集計および明細データベーステーブルは、自動的に生成されます。テーブルグループを定義するための詳しい手順は、特別目的元帳の導入ガイド
(IMG) の テーブルグループ定義のステップで説明されています。テーブルグループは一度保存すると、有効化できるようになります。
テーブルグループの有効化は、テーブルグループが完成し永久に保存してよい場合にのみ実行してください。有効化されたテーブルを少しでも変更すると、状況によっては
テーブルグループは、登録し有効化した後で テーブルグループ定義トランザクションから直接インストールすることができます。
FI-SL
データベーステーブルは、たとえばインストールの最中に構文エラーが発生した場合などに無効化することができます。データベーステーブルは、カスタマイジングのテーブル一覧で無効化します。無効化機能を使用すると、同一テーブルグループに属するすべてのテーブルが無効化されます。詳細は、 特別目的元帳導入ガイド (IMG) の テーブル一覧の更新のステップを参照してください。