FI-SL 集計データベース 

集計データベースには、 FI-SL システムに入力される取引に関する伝票の集計取引データが含まれます。データは期間ごとに集計されます。

集計データベースには以下が含まれます。

クライアント、元帳、レコードタイプ、バージョン、会計年度、オブジェクト番号 ( オブジェクト / 取引先 / トランザクション属性 ) 、通貨キー、数量単位、借方 / 貸方フラグ、最大会計期間数

オブジェクトテーブルによる集計および明細データベースへのアクセス方法は、オブジェクト番号によって決まります。オブジェクト番号 ( レシーバ - ROBJNR) は、オブジェクトテーブル1で定義された可変次元を示し、取引先番号 ( センダ - SOBJNR) もオブジェクトテーブル1で定義された可変次元を示します。トランザクション属性番号 (COBJNR) はオブジェクトテーブル2で定義された可変次元を示します。

次元がオブジェクトテーブル 1 で定義されている場合。

可変次元には、 RCNTR などのオブジェクト ( レシーバ ) 次元、および SCNTR などの取引先 ( センダ ) 次元が可能です。次元の長さは最大 10 文字で、このうち後ろの最大 9 文字を、オブジェクトテーブル1で定義しておく必要があります。

オブジェクトテーブル 1 には次元 ACCT が含まれます。

集計データベーステーブルには、オブジェクト ( レシーバ ) 次元 RACCT 、取引先 ( センダ ) 次元 SACCT を含めることができます。

オブジェクト ( レシーバ ) 次元の先頭の文字は R で、取引先 ( センダ ) 次元の先頭の文字は S で始まります。

次元がオブジェクトテーブル2で定義されている場合。

次元は1対1関係で集計データベーステーブルに取り込まれます。

標準システムとともに供給される集計データベーステーブル構造の例として、 GLREFT があります ( ローカル元帳のみ ) 。このテーブルは単なる一例ですので、システムで使うときは、これをコピーしたものを使用してください。