FI-SL と他の SAP アプリケーションの統合 

すべての SAP アプリケーションは、取引は1度だけ入力するという方針のもとに動作します。1度入力された取引データは、他のすべての SAP アプリケーションでリアルタイムに利用可能になります。

FI-SL では、データ入力の時点でデータが収集され瞬時にチェックが行われます。このようにシステムは 最大限に統合されているので、バッチインタフェースの実行や、他システムとのデータ照合は必要ありません。

他の R/3 アプリケーションとのインタフェース

FI-SL システムに入力されるデータの多くは、多岐にわたる取引から生じるものです。取引は、他の SAP アプリケーション経由、 FI-SL システムへの直接入力、あるいは外部システム経由により FI-SL システムへ入力することができます。

FI-SL システムに入力されたデータは、統合マネージャによって処理されます。ユーザ定義の選択、チェックおよび代入条件の中で、 FI-SL 集計データベースにデータを転記するかどうか、およびその方法が統合マネージャにより決定されます。

 

 

データは、会計伝票の構造を使って FI-SL に転記されます。会計伝票を使用すると、さまざまなアプリケーションから伝票を転記する際の柔軟性が向上します。たとえば、より多くの次元にデータの移送および転記ができるようになります。また、オリジナル伝票の伝票番号は常に FI-SL システムに取り込まれます。

リリース 3.0 以前の FI-SL へデータを転記するためのユーザ Exit を定義した場合、新しい会計伝票構造に合わせてユーザ Exit を変更する必要があります。詳細は、リリースノート“ FI MM AM SD 、および CO 伝票の FI-SL へのデータ転送”を参照してください。

FI-SL システムへのデータの入力方法に関する詳細は、 FI-SL の機能 : 実績転記を参照してください。