チェック
SAP Supply Network Collaboration (SAP SNC) では、受信メッセージのビジネスオブジェクトをチェックするか、または SAP SNC で編集中にビジネスオブジェクトをチェックすることができます。チェック中、SAP SNC ではビジネスオブジェクトに対してさまざまな妥当性チェックが実行さ?黷ワす。妥当性チェックでは、たとえば、次がチェックされます。
● ビジネスオブジェクトに必要なデータがすべて含まれているかどうか。
● ビジネスオブジェクトで参照されるマスタデータは有効かどうか、すなわち、SAP SNC に登録されているかどうか。
● データは整合性がとれているかどうか。
妥当性チェックで、ビジネスオブジェクトにチェック対象のプロパティが存在しないことが判明すると、SAP SNC からチェック固有のアラートで応答が返され、アプリケーションログに入力が行われます。エラーの重大度によっては、SAP SNC によりチェックが中断され、ビジネスオブジェクトは拒否される場合があります (すなわち、ビジネスオブジェクトは保存されません)。
特定の妥当性チェックでは、たとえば、次のような機能を実行することもできます。
● ビジネスオブジェクトで指定されていない欠落したマスタデータの特定
● 順日程計画を使用して ASN の出荷日付から納入日付を計算するなどのデータの計算
SAP SNC では、たとえば、XML メッセージを受信した後や、SAP SNC にビジネスオブジェクトを保存している際に、ビジネスオブジェクトの特定のプロセスについてチェックが実行されます。

デフォルトでは、SAP SNC によって保存時に ASN がチェックされます。SAP SNC では、以下の場合に保存プロセスが実行されます。
● サプライヤが、バックエンドシステムから SAP SNC に DespatchedDeliveryNotification で ASN を送信した場合
● サプライヤが SAP SNC に ASN をマニュアルで登録し、この ASN を保存するとき
チェックはチェック範囲およびシステム応答に関して設定することができます。したがって、関連するプロセス、パートナ、ロケーション、製品に基づき、必要に応じてチェックを独自に設定することができます。たとえば、妥当性チェックで例外が検出されても、SAP SNC でアラートが生成されないように設定することができます。
チェックの設定は、チェックのカスタマイジングのチェックプロファイルで定義されます。標準システムでは、チェック範囲と例外に対するシステム応答は、ビジネスオブジェクトのすべてのインスタンスで同じです。したがって、SAP SNC では、すべてのプロセスおよびビジネスオブジェクトのすべてのインスタンスに対して同じ妥当性チェックが実行され、同じように例外に対して応答されます。以下の供給関係パラメータでは、標準システムのチェック範囲とシステム応答は決定されません。
● サプライヤ
● 出荷元ロケーション
● 得意先
● 出荷先ロケーション
● 製品
特定の供給関係に対して、または特定のプロセスで別のチェック設定を使用する場合は、独自のチェックプロファイルを定義します。

たとえば、ASN を発行するために設定したチェックとは別に、ASN の保存に関するチェックおよびシステム応答を設定することができます。また、ASN の発行時は、サプライヤ B の ASN とは異なる妥当性チェックがサプライヤ A の ASN に実行されるように、SAP SNC を設定することもできます。
詳細については、需給連鎖コラボレーションの導入ガイドで基本設定 → チェックを参照してください。
SAP SNC
では、妥当性チェックによるチェックのほかにも、受信メッセージ処理ですべての受信 XML
メッセージがチェックされます。ここでは、SAP SNC
によって、チェックが XML
メッセージ内のデータの正確性と完全性に関する基本チェックに限定されています。これらのチェックは、常に妥当性チェックの前に自動的に実行され、カスタマイジングでは関与できません。詳細については、
受信メッセージ処理のチェックを参照してください。