優先順位付き均等配賦
優先順位付き均等配賦方式を使用して、個別の生産ライン、または (代替ライングループがない) 単純なラインネットワークを計画します。この方式では、(制約を定義した) 特性を持つオーダーが計画期間全体で均等に配賦されます。配賦時に、この方式では、指定された数量のオーダーのうちで最も頻繁な特性値を持つオーダーが優先されます。
この方式は以下の方法で実行することができます。
● モデルミックス計画のカスタマイジングで、モデルミックス計画実行の方式パッケージにこの方式を統合します。
● 対話式順序計画からこの方式にアクセスします。
この方式は、汎用モジュール /SAPAPO/SEQH_BS02_CALL で定義され、テーブル /SAPAPO/SEQC_BSV を使用します。
この方式では、ブロック制限を除くすべての制約カテゴリを考慮することができます。この方式を呼び出したときに、どの制約カテゴリを考慮し、どの加重まで設定する必要があるかを決定することができます。たとえば、優先度 4 以上の加重の数量制約のみを考慮することを決定することができます。
モデルミックス計画のカスタマイジングでパラメータを処理プロファイルに保存したり、この方式を呼び出すたびにパラメータを入力したり?キることができます。

ただし、優先順位付き均等配賦では、すべての選択済制約がハードとして解釈されることに注意してください。この方式では、ハード制限とソフト制限が区別されません。
この方式では、数量制約の使用時には最大数量のみが考慮されます。最小数量は無視されます。
参照:
この方式は以下のように使用することができます。
● 所要量またはオーダーに基づいてこの方式を使用することができます。これは、方式パッケージでの期間の計画基準の設定によって異なります。設定所要量志向またはオーダー志向のいずれかを選択することができます。
● ロットで少数のバリアントを生産する場合、ロットサイズが 1 よりも大きい計画手配に対して、ロットサイズが 1 の短期間の計画手配を登録することができます。これにより、個別の製品が均等に配賦され、均等に分散された組立負荷を登録することができます。これを実現するには、設定オーダー志向 - ロットサイズ 1 または所要量志向 - ロットサイズ 1 を方式パッケージでの期間の計画基準として選択する必要があります。
● 選定可能性の高い製品を生産する場合、この方式を中期から短期の期間で使用して、この期間での一時的な順序を登録することができます。短期間の場合、遺伝的アルゴリズムなどのより複雑な方式を使用することができるため、順序の質が向上します。
● 線形計画法を使用して、中期期間で (代替ライングループを持つ) ラインネットワークの期間パッケージを登録した場合、優先順位付き均等配賦を短期間で使用して、期間パッケージをロットサイズ 1 の計画手配に分割し、これらのオーダーに順序を付けることができます。
この方式では、計画期間の各期間の所要量またはオーダーが計算されます。次に、100% になるまですべての期間が連続してロードされます。ある期間で十分な所要量またはオーダーがない場合、最初の期間で計算されたのと同じ比率 (%) を使用して、各製品の次の期間の所要量またはオーダーが転送されます。特定のバケットに存在する所要量またはオーダーが多すぎる場合、これらの過剰な所要量またはオーダーは、次の期間の所要量/オーダーに追加されます。
オーダー/所要量を計画する際に、以下の処理が行われます。
...
1. 優先順位付き均等配賦は、計画期間の最初に開始され、期間あたりの既存のすべての所要量またはオーダー、および関連する特性が計算されます。制約を定義した特性が関連しています。
2. 関連する各特性の優先度は、特性の発生を製品数で除算して計算されます。他のすべての反復の際にもこの優先度が考慮されます。
3. 各所要量またはオーダーの優先順位付けは、関連する特性の優先度を集計して計算されます。
4. すべての制約が遵守されている限り、期間内の優先度が最も高いオーダーが計画されます。
○ そのオーダーが制約を満たしていない場合は、次に高い優先度のオーダーがチェックされます。
○ 期間内のいずれのオーダーも制約を満たしていない場合、次の期間 (日または直) のオーダーがチェックされ、それらが転送されます。
○ 計画期間内のいずれのオーダーも制約を満たしていない場合、最も高い優先度のオーダーが計画されます。

優先順位付き均等配賦では、すべての制約がハードと見なされるため、遵守されない各制約は、ハード制限違反となります。この方式は取り消されず、引き続きオーダーが計画されます。
5. 所要量/オーダーを計画した後に、優先度が再計算されます。さらに、ステップ 2 で決定した優先度が、各特性の所要量/オーダーの優先度に追加されます。最初の反復で、特性の優先度は 2 倍になります。ただし、計画された最後のオーダーで発生した特性について、数 1 が差し引かれます。
6. 期間内のすべての所要量/オーダーが計画されるまで、ステップ 3 から 5 が繰り返されます。
初期サイズ:
● 製品数: 100
● 特性 A の発生: 50
● 特性 B の発生: 40
● 特性のない製品: 30
● ここでは、制約は考慮されません。
これにより、以下のようになります。
● 特性 A の優先度 = 50/100 = 0.5
● 特性 B の優先度 = 40/100 = 0.4
最初の反復:
● オーダーに特性 A と特性 B が含まれている場合、その優先度は 0.9 になります。
● オーダーに特性 A のみが含まれている場合、その優先度は 0.5 になります。
● オーダーに特性 B のみが含まれている場合、その優先度は 0.4 になります。
● オーダーにいずれの特性も含まれていない場合、その優先度は 30/100 = 0.3 になります。
したがって、特性 A と B を持つオーダーが最初に計画されます。
2 番目の反復:
上記で決定した優先度を各特性に追加し、計画済特性から 1 を差し引いて、特性の優先度が再度決定されます。
● 特性 A が最初の反復で計画されました。優先度 = 0.5 + 0.5 - 1 = 0
● 特性 B が最初の反復で計画されました。優先度 = 0.4 + 0.4 - 1 = -0.2
これにより、オーダーの優先度は以下のようになります。
● オーダーに特性 A と特性 B が含まれている場合、その優先度は -0.2 になります。
● オーダーに特性 A のみが含まれている場合、その優先度は 0 になります。
● オーダーに特性 B のみが含まれている場合、その優先度は -0.2 になります。
● オーダーにいずれの特性も含まれていない場合、その優先度は 0.3 + 0.3 = 0.6 になります。
したがって、特性のないオーダーが次に計画されます。
次の反復は、この同じスキーマに従います。