展開結果の比較
この例では、項目 BOM 展開日の設定が RPM 製品の構成品目の展開とその下位構成品目の所要状況に、どのように影響するかを示します。

最終組立で、自動車モデル A に品目組立 1 が取り付けられます。この組立が 1 月 1 日から 6 月 30 日まで使用できるよう管理するために、変更番号 Ae 1 が使用されます。組立 1 は、構成品目 K4 と K8 で構成されています。このため、K4 と K8 のコンポーネントバリアントにも、この変更番号が入力されています。構成品目 K4 は、変更番号 Ae2 を使用して、7 月 1 日から構成品目 K5 に置き換えられます。したがって、同じ変更番号で組立 1 が組立 2 に置換されます。構成品目ノード A では、変更番号 Ae9 によって構成品目 K8 が K9 に変わります。ただし、この変更は上位組立へは渡されません。
品目コード |
変更番号 |
開始日 |
トン |
SUP |
指図 |
A1 |
A2 |
A3 |
A4 |
A5 |
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展開日 |
15.6 |
18.6. |
1.8. |
1.7. |
5.7. |
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所要日付 |
15.6. |
18.6. |
19.6. |
1.7. |
5.7. |
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SUP |
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VP1 |
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組立 1 |
Ae1 |
1.1. |
30.6. |
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u |
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組立 2 |
Ae2 |
1.7. |
- |
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v |
w |
x |
z |
注記:
SUP = 開始パラメータ
展開日 = 計画手配の BOM 展開日 (この例では、計画手配の終了日が使用されます)
所要日付 = 自動車の出荷期日
選択されている組立を区別しやすくするために、X 印の代わりに文字 u 〜 z を使用しています。
オーダー A2 では、使用した開始パラメータの決定に従って、組立 2 (=v) が選択されています。
オーダー A3 では、所要日付が展開日と異なっています。ただし、展開日が組立の選択を拘束しているため、組立 2 (=w) が選択されています。
オーダー A1、A4、A5 の場合、考慮すべき事項は特にないため、展開日に有効である組立が選択されます。
有効な BOM の決定に関するさまざまな代替を考慮に入れながら、組立に関するマトリクスおよび BOM 展開に設定された X 印により、次のような状況が導き出されます。
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代替 1 |
代替 2 |
代替 3 |
代替 4 |
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展開 = オーダー |
展開 = 構成品目バリアント |
展開 = 混合 |
展開 = 所要日付 |
||||
必要条件 |
組立の所要日付 |
展開日 |
構成品目 |
展開日 |
構成品目 |
展開日 |
構成品目 |
展開日 |
構成品目 |
組立 1 (u) |
13.6. |
15.6. |
K9、K4 |
1.1. |
K8、K4 |
15.6. |
K9、K4 |
13.6. |
K9、K4 |
組立 2 (v) |
16.6. |
18.6. |
K9、K4 |
1.7. |
K9、K4 |
1.7. |
K9、K5 |
16.6. |
K9、K4 |
組立 2 (w) |
17.6. |
1.8. |
K9、K5 |
1.7. |
K9、K5 |
1.8. |
K9、K5 |
17.6. |
K9、K4 |
組立 2 (x) |
29.6. |
1.7. |
K9、K5 |
1.7. |
K9、K5 |
1.7. |
K9、K5 |
29.6. |
K9、K4 |
組立 2 (z) |
3.7. |
5.7. |
K9、K5 |
1.7. |
K9、K5 |
5.7. |
K9、K5 |
3.7. |
K9、K5 |
組立の所要日時
自動車の計画をする際、計画手配の終了日が自動車の BOM 展開日として使用されます。タクト基準計画を使用して、高速計画マトリクスは組立の取付けを計画手配の終了日の 2 日前と決定しました。したがって、組立 1 または組立 2、およびその下位構成品目の安全時間は 2 日間で、構成品目の所要日付は自動車の所要日付の 2 日前となります。
展開日
展開日の列には、選択された組立の BOM 展開日が掲載されています。この展開日は、組立 (代替 1 〜 4) の製品マスタ内の設定から決定されたものです。
構成品目
構成品目の列には、組立の展開日を起点に計画実行が決定する構成品目が記載されています。
代替 1 の展開日
選択された組立の BOM 展開日です。代替 1 の場合、組立の製品マスタの項目 BOM 展開日に区分最終製品のオーダーの BOM 展開日を使用が設定されています。したがって、自動車の計画手配の BOM 展開日が、組立 1 または 2 の BOM 展開に使用されます。
組立 2 の製造には K5 が使用されるため、v に対して K5 が選択されている必要がありますが、選択されていません (組立 2 は開始パラメータによって選択されました)。受注の開始パラメータがコンポーネントバリアントで考慮されないため、適切な構成品目 K5 が判別されません。
代替 2 の展開日
代替 2 の場合、組立の製品マスタの項目 BOM 展開日に区分構成品目バリアントの有効開始日付を BOM 展開日として使用が設定されています。したがって、組立の有効期限が開始する日付が、組立 1 または 2 の BOM 展開として使用されます。この日付は、コンポーネントバリアントに入力した変更番号から取得されます。
選択されている組立 1 の製造には K8 が必要であるため、u に対してこの K8 が決定されている必要があります。しかし、K8 は有効期間が異なっています (3 月 1 日まで有効、以降は K9 が有効となる)。
代替 3 の展開日
代替 3 の場合、組立の製品マスタの項目 BOM 展開日に区分オーダーの BOM 展開日または構成品目バリアントの有効開始日付が設定されています。
この設定では、最も先の有効期限開始日付か、次の計画日付と重なる有効期限開始日付が常に選択されるため、たいていの場合、正しい結果を得ることができます。
代替 4 の展開日
代替 4 の場合、組立の製品マスタの項目 BOM 展開日に区分構成品目所要日付を BOM 展開日として使用が設定されています。組立の所要日付が展開に使用されます。
開始パラメータを使用するなどの特殊な展開が原因で、所要日付とオーダーの展開日が大きく離れている場合、この設定では例外なく誤った構成品目が選択されます。
したがって、v、w、および x では組立 2 の製造に K5 が必要であるにもかかわらず、常に K4 が選択されます。
代替 3 の設定では、変更ステータスと開始パラメータを上位組立に渡すと、必ず正しい結果が得られるため、これが最良の設定となります (オーダー A2 を参照)。