メンテナンス/サービス計画(MSP)
メンテナンス/サービス計画(MSP) コンポーネントを使用して、以下の計画を実行できます。
● 長期 (5 年から 10 年程度) の戦略的計画。将来のメンテナンス要求を満たすために必要となるリソースを決定することができます。
● 中期 (1 カ月から 18 カ月程度) の戦術的計画。メンテナンス対象を良品として維持するほか、メンテナンス対象の利用度を最適化し、サービスエリア内のリソース負荷を均一にします。
設定された時点 (事前定義された作業時間の後など) で複雑なメンテナンスタスクの実行を必要とする大規模で複雑な技術対象がある場合は、このコンポーネントを導入する必要があります。
MSP は、SAP SCM でスタンドアロンソリューションとして使用できるほか、ディスクリート産業/Mill Products (DIMP) システムである SAP R/3 システムと併用することもできます。マスタデータなどの計画関連データは、SAP R/3 システムから SAP SCM へ転送することができます。長期計画または中期計画を SAP SCM で実行し、その計画結果を SAP R/3 へ転送します。
また MSP は、SAP Business Information Warehouse (SAP BW) にも統合されます。これにより、SAP BW のさまざまなレポート機能を使用することができます。
他の SAP SCM コンポーネントおよび SAP R/3 と MSP との統合
活動 |
手順 |
その他の情報 |
マスタデータ (作業区およびプラント) の登録 |
SAP R/3 からマスタデータを転送し、SAP SCM のマスタデータを完成させます。 |
SAP R/3 により、MSP にマスタデータが提供されます。詳細については、
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マスタデータ (メンテナンス対象) の登録 |
SAP R/3 から機能場所および設備を転送し、SAP SCM のマスタデータを完成させます。 |
SAP R/3 により、MSP にマスタデータが提供されます。詳細については、メンテナンス対象を参照してください。 |
マスタデータ (リソース) の登録 |
メンテナンスタスクリスト機能または標準の SAP SCM 機能を使用してリソースを登録できます。 |
標準の SAP SCM 機能によるリソースの登録方法については、
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サプライチェーンモデルの処理 |
メンテナンス対象機能を使用して、メンテナンス対象をモデル (
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メンテナンス対象は、計画する前にモデルに割り当てておきます。メンテナンス対象は、登録の際モデル 000
に自動で割り当てられます。ただし、この割当は変更することができます。詳細については、
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シミュレーションに使用するサプライチェーンモデルの計画バージョンを、マスタデータに基づいて更新します。 |
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メンテナンス/サービス計画の処理における例外的な状況、予期しない状況、または深刻な状況の表示 |
アラートモニタにアクセスします。 |
システムで生成および表示するアラートを指定できます。 |
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SCC にアクセスします。 |
メンテナンス対象、メンテナンスタスクリスト、メンテナンス/サービスプランニングボード、およびアラートモニタに関するクエリを開始することができます。 |
モデル整合性チェックの実行 |
モデルまたは作業領域に割り当てられたマスタデータに対し、計画に使用するうえで必要な情報と整合性が確保されるように、モデル整合性チェックを実行します。 |
MSP で、メンテナンスタスクリスト、メンテナンス対象、リソース、およびロケーションに関するチェックを実行します。詳細については、MSP の整合性チェックを参照してください。 |
計画結果に関する
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計画結果を実行システムに配分するための配分設定を行います。 |
公開タイプとロケーションの複数の組合せに対して配分設定を行うことができます。詳細については、
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機能
メンテナンスタスクリストを使用すると、実行するメンテナンス作業を、リソースの能力所要量および活動関係とともに活動一覧の形式で記述することができます。
MSP では、SAP SCM でメンテナンスプロファイルを使用することにより、計画期間や計画優先度などの計画パラメータが取得されます。
● メンテナンス対象
メンテナンス対象とは、機能場所および設備を表したものです。必要となる機能場所および設備を SAP R/3 から SAP SCM へ転送すれば、SAP SCM でそれに対応するメンテナンス対象を登録することができます。これにより、MSP 計画データを SAP R/3 へ再転送することができます。SCM では、SAP R/3 にある機能場所および設備を参照せずにメンテナンス対象を登録することもできます。このようなメンテナンス対象は、シミュレーション計画に使用します。
● 自動計画
自動計画実行を使用すると、既存の計画を削除して新しい計画を登録でき、またアラートを伴うメンテナンス要求および必要に応じてそれらの従属メンテナンス要求を計画する既存計画の正味変更が可能です。
● 対話式計画
重要なメンテナンス要求またはワンタイム要求をマニュアルで計画する場合や、自動計画実行の際に発生したと考えられる計画についての問題点を解消する場合には、対話式計画を使用することができます。
計画シミュレーションを設定すると、所定の状況下でのあらゆるアスペクトやオプションを検証することができるほか、新しい保全計画を実行する前、または既存の計画を変更した場合の効果を確認するために、さまざまなパラメータの効果をシミュレーションすることができます。
● データ転送
計画データは、SAP R/3 へ再転送することができます。これにより、SAP for Aerospace & Defense (SAP for A&D) のメンテナンスイベントビルダ (MEB) コンポーネントで、SAP SCM メンテナンス/サービス計画のデータを使用することができます。MEB の詳細については、SAP for A&D の SAP ライブラリで作業のパッケージ化/順序計画を参照してください。
● 計画レポート
MSP の計画レポートを使用すると、メンテナンス/サービス計画、リソース使用率、メンテナンスエリア、メンテナンス対象などに関する評価用の情報を取得することができます。
● 整合性チェック
さまざまな整合性チェックを実行することにより、MSP のデータの整合性を確保することができます。