OEM 管理在庫 
OEM およびサービスパーツ計画 (SPP) の責任者は、選択された得意先およびディーラの在庫を計画することができます。この方法により、これらの得意先およびディーラの調達計画および在庫状況の最適化をサポートすることができます。また、これらの得意先およびディーラは、OEM への発注を自発的に行う必要がなくなり、OEM がカスタマロケーションへの在庫転送をトリガします。
選択された得意先またはディーラについて、特定の製品の計画を行う場合、SAP Advanced Planning & Optimization (SAP APO) のロケーションマスタデータでこれらの得意先またはディーラをカスタマロケーション (タイプ 1010 のロケーション) として登録し、これらのロケーションを配送先一覧 (BOD) に含めます。ロケーションプロダクトマスタデータでは、これらのロケーションに対し、OEM 管理在庫関連として計画する製品を指定します。
選択された得意先またはディーラは、BtoB メッセージインタフェースを使用し、それぞれの (外部) システムから需要データおよび在庫情報を提供します。このデータに基づいて得意先またはディーラの需要履歴を登録し、サービスパーツ計画を実行することができます。
得意先またはディーラの計画結果を、独自のロケーションプロダクトのその他の計画結果とともに照会することができます。つまり、たとえば[対話式需要予測]画面で需要予測結果を照会し、[DRP マトリクス]および[外部調達 - 納入日程更新]画面で物流所要量計画 (DRP) 結果を照会することができます。得意先またはディーラには、Web ユーザインタフェース形式のワークリストが提供されるため、内部計画ビューへのアクセスを許可する必要はありません。得意先またはディーラは、このワークリストを使用して特定の計画結果を照会し、特定のアクションを実行することができます。これにより、たとえば変更された在庫決定および在庫削減決定を承認または拒否し、(設定に応じて) 補充指図を承認または変更することができます。このワークリストに関する詳細については、サービスパーツ計画 (SPP) のワークリストおよび得意先ワークリストのクエリを参照してください。
ノート
サプライヤが、OEM 管理在庫プロセスに含める得意先またはディーラへの直接出荷を行うことはありません。つまり、得意先またはディーラの在庫を計画する場合、該当する得意先またはディーラに対しては、仕入先直送受注プロセスまたはサプライヤからのプッシュ供給分配計画を使用できません。また、タイプ 1010 のカスタマロケーションまたはディーラロケーションは、BOD のエントリロケーションにできません。
特定の得意先またはディーラの在庫を計画する場合、それらの得意先またはディーラのロケーション (タイプ 1010 のカスタマロケーション) を BOD に含めることができます。これらのロケーションは、最も低いレベル (カスタマ対向ロケーションの下) で BOD に追加します。タイプ 1010 のカスタマロケーションを BOD に含めても、そのロケーションの在庫計画は自動的に行われません。ただし、[SPP 在庫計画]タブページにおいて、ロケーションプロダクトマスタデータで特定の製品が OEM 管理在庫プロセスに関連すると指定することにより、このロケーションでそれらの製品の在庫を計画することができます。
以下の図は、カスタマロケーションを含む BOD を示しています。

サービスパーツ計画画面では、得意先またはディーラの計画結果を照会することができます。タイプ 1010 のカスタマロケーションまたはディーラロケーションを BOD に含めた場合、[対話式需要予測]や [DRP マトリクス]など、BOD を照会できる画面には、それらのロケーションが表示されます。
ただし、これらのロケーションを非表示にする場合、またはこれらのロケーションが一定の期間、あるいは特定の計画担当者に対して表示されないようにする場合には、以下の手順に従うことができます。
ビジネスアドイン (BAdI) /SAPAPO/SPP_BOD_DISPLAY を実装します。
この BAdI では、サービスパーツ計画画面における BOD 表示のフィルタを定義することができます。このフィルタが使用され、BOD にフィルタ基準を満たすロケーションが含まれている場合、サービスパーツ計画画面に[フィルタ済 BOD 表示]押ボタンが表示されます。この押ボタンを選択して、フィルタ済 BOD ビューを表示させることができます。元の BOD ビューに戻るには、[完全 BOD 表示]を選択します。このようにして、複数の BOD ビューを切り替えることができます。
BAdI の標準実装をコピーした場合、フィルタ済 BOD ビューにはカスタマロケーションが含まれません。つまり、フィルタ済 BOD ビューには OEM ロケーションのみが表示されます。
各ユーザおよび画面に対する標準 BOD ビューを定義します。つまり、各ユーザに対してフィルタ済 BOD と完全 BOD のどちらが表示されるのかを定義します。
ノート
計画担当者は、この標準ビューには関係なく、[フィルタ済 BOD 表示]および[完全 BOD 表示]を選択して、ビューを切り替えることができます。
詳細については、[Advanced Planning and Optimization] のカスタマイジングで、を参照してください。