在庫バランス
在庫バランスの目的は、個々のロケーションの過剰と不足のバランスを調整することです。過剰は、特定の時点で予測需要が安全在庫レベルよりも多い場合に発生します。不足は、特定の時点で予測需要が安全在庫レベルよりも少ない場合に発生します。
在庫バランスは、サービスパーツ計画 (SPP) のオプションプロセスの 1 つであり、
計画サービスマネージャで計画サービスとして実行されます。在庫バランスサービスは定期的に計画することができます。以下も在庫バランスのトリガとなります。
●
初期値
● ロケーションでの倉庫スペースの削減
●
限定確定期間における需要増
在庫のバランスを調整するかどうかの決定は、在庫バランスエリア内でのみ行うことができます。在庫バランスエリアは、配送先一覧 (BOD) に含まれ、在庫のバランスを相互に調整できる複数のロケーションで構成されます。各ロケーションは複数の在庫バランスエリアに属することができます。ただし、在庫バランスエリア内では、上位ロケーションは直接的な下位ロケーションにも間接的な下位ロケーションにも在庫をリリースすることはできません。下位ロケーションから上位ロケーションへの在庫バランスが可能です。
在庫バランスサービスでは、BOD 内の既存エリアのすべてのロケーションについて、製品の過剰と不足を計算し、在庫の不均衡を修正します。ただし、在庫バランスは、在庫転送の利点が費用を上回る場合にのみ実行されます。このようにして、在庫バランスサービスにより既存在庫の均等配分が保証されます。

製品代替可能作業でform-fit-function
クラスを使用する場合、在庫バランスによって計画で考慮されます。詳細については、
form-fit-function
クラスおよび
FFF
サブセットの製品に対する在庫バランスを参照してください。
● 在庫バランスエリアを登録しておきます。詳細については、在庫バランス?Gリアの登録を参照してください。
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SAP Easy
Access 画面の Advanced Planning and
Optimization → サービスパーツ計画 (SPP) → 関連処理 → 梱包仕様 → 梱包仕様更新で、丸め処理用に梱包仕様書を定義しておきます。詳細については、
丸めの設定を参照してください。
● Advanced Planning and Optimization のカスタマイジングのサプライチェーン計画 → サービスパーツ計画 (SPP) → 在庫バランスで、以下の IMG アクティビティを実行しておきます。
○ 一般設定: 在庫バランス
○ 定義: 在庫バランシングのサービスプロファイル
○ 定義: 倉庫スペース節約保管タイプ
追加情報は、導入ガイド(IMG) を参照してください。
● SCM ベーシスのカスタマイジングの計画サービスマネージャ → 定義: 計画プロファイルで、在庫バランスを扱う計画プロファイルを定義しておきます。
詳細については、
SPP での計画サービスマネージャの使用および
在庫バランス用の PSM サービスを参照してください。
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...
1. BOD 内および在庫バランスエリア内のすべてのロケーションについて、製品の過剰と不足が計算されます。
2.
1 つのエリア内の過剰と不足のバランスが調整されます。詳細については、過剰と不足のバランス調整を参照してください。潜在的な在庫転送数量が丸められます。詳細については、
丸めおよび
在庫バランスにおける丸めを参照してください。潜在的な在庫転送ごとに費用便益分析が実行されます。計算された利点が費用を上回る場合は、推奨在庫転送依頼が登録されます。
3. 推奨在庫転送依頼が数量に基づいて降順でソートされ、在庫をリリースする各ロケーションからの 1 日あたりの在庫転送オーダーの最大数がチェックされます。その後、在庫転送オーダーが登録され、即座に実行されるか、またはマニュアルリリース用に転送されます。