購買発注コラボレーションの製造者製品コード 
得意先に特定の製品を供給するサプライヤは、同じ製品をさまざまな製造業者から調達できる場合があります。これらの複数の製造業者が提供する製品 ("製造者製品" という) は品質に差がある場合があり、また、得意先が特定の製造業者を好む場合もあります。こうした理由から、得意先は、特定の製造者製品コード (MPN) および製造業者を購買発注で指定することにより、製品の供給元を決定できます。SAP Supply Network Collaboration (SAP SNC) では、購買発注と事前出荷通知 (ASN) で MPN データがサポートされています。
ノート
MPN は、以下の SAP SNC アプリケーションには関連していません。
仕入先管理在庫
補充指図コラボレーション
サービスパーツ計画
MPN は SAP for Discrete Industries and Mill Products (DIMP) ではサポートされていません。
得意先は、得意先のバックエンドシステムから SAP SNC に送信する購買発注に MPN と製造業者を含めることができます。サプライヤは、購買発注確認を登録する際、この MPN と製造業者を変更および確認することができます。
MPN データは、購買発注明細レベルで (タイプ ReplenishmentOrderNotification または PurchaseOrderERPReplenishmentOrderCollaborationNotification の XML メッセージにより)、SAP SNC に転送されます。サプライヤは納入日程行レベルで確認を処理するため、SAP SNC に購買発注が登録されると MPN データは指定納入日程行にコピーされます。
ノート
MPN データを SAP ERP バックエンドシステムから PORDCR1 IDoc を使用して転送することはできません。そのため、MPN データは、承認プロセスを含む購買発注コラボレーションでは使用できません。SAP enhancement package 4 for SAP ERP 6.0 より、PurchaseOrderERPReplenishmentOrderNotification XML メッセージを使用して MPN データを転送できます。
サプライヤは、未出荷購買伝票期限リストの MPN と製造業者を照会できます。さらに、サプライヤは、購買発注の事前出荷通知を登録する際に新しい MPN と製造業者を指定できます。
SAP SNC では、得意先は、特定の製品について、受入可能と考える製造者製品コードの一覧 (認定済製造者製品一覧) を登録する必要があります。得意先は、この一覧を以下の方法で登録できます。
SAP SNC でマニュアル登録する
コアインタフェースを使用して得意先の SAP ERP バックエンドシステムから SAP SNC に認定済製造者製品一覧 (AMPL) を転送する
詳細については、CIF による認定済製造者製品一覧の統合を参照してください。
得意先がサプライヤに製品番号 SCREW-001 のねじを発注するとします。このサプライヤは、ねじ SCREW-001 を異なる 2 社の製造業者 (製造業者 A および製造業者 B) から調達しています。製造業者 A のねじの製造者製品コードは MPNSCREW-001-A01 で、製造業者 B のねじの製造者製品コードは MPNSCREW-001-B01 です。ただし、得意先は製造業者 B のねじのみを希望しています。そのため、ねじ SCREW-001 の購買発注を作成する際に、得意先は製造者製品コード MPNSCREW-001-B01 も指定して希望するねじの調達を依頼します。以下にこの例について図示します。
