輸送サービス業者選択
輸送サービス業者選択 (TSP 選択) を使用し、マニュアルでまたは自動的に、適切な輸送サービス業者 (TSP) をシップメントに割り当てることができます。この目的は、最もコストの低い TSP を見つけることです。
マスタデータに輸送レーンを定義し、それによって輸送手段と TSP を定義しておきます。輸送手段の輸送期間と輸送距離を定義し、詳細計画区分を設定しておきます。
詳細については、
TP/VS 関連輸送レーン設定を参照してください。

輸送レーンを TSP 選択の一部として定義する別のトランザクションが、輸送計画/配車計画 (TP/VS) コンポーネントに用意されています。詳細については、輸送レーンの定義を参照してください。
次の最適化オプションを 1 つないし複数使用します。
● 方針(自動 TSP 選択の場合のみ):
○ コスト
○ 優先順位
○ 連続移動
● シェア(自動 TSP 選択の場合のみ):
● TSP 選択タブページで最適化プロファイルの追加設定を定義しておきます。これらの設定は、自動 TSP 選択にのみ関連するオプション設定です。これを行うには、SAP Easy Access 画面から、Advanced Planning and Optimization → 輸送計画/配車計画 → 関連処理 → 現在設定 → 輸送の最適化 → 最適化プロファイルの定義を選択します。
● TSP 選択で外部運送コストを考慮するには、以下の設定を行っておく必要があります (詳細については SAP ノート 445118 を参照してください)。
○ ERP システムのカスタマイジングで物流管理 → 輸送 → インタフェース → 輸送計画ポイント決定を選択し、ERP システムで定義されたコストが決定されるように、輸送計画ポイントを設定しておきます。
○ 出荷ポイントを決定するために、ERP システムのカスタマイジングで、プラントと出荷ポイントで構成されるデフォルトエントリを定義しておきます。
以前のリリースで定義した TSP プロファイルのデータを使用可能にするには、アップグレードレポートを実行する必要があります。
詳細については、TSP 選択パラメータのアップグレードを参照してください。
マニュアル TSP 選択では、該当する TSP をマニュアルでシップメントに割り当てます。輸送割当のチェックを設定した場合、個々の TSP に定義した輸送能力 (輸送割当) がチェックの対象に含まれます。割当時に輸送割当が見つからない場合、TSP は割り当てられますが、プランニングブックに数量が割り当てられません。
自動 TSP 選択の場合は、別の最適化が用意されています。自動選択では、選択したすべてのシップメントに対して指定された最適化オプションが考慮され、TSP が決定されます。どの TSP も利用可能ではない場合、該当するシップメントが最適化から削除されます。

ビジネスアドイン (BAdI) TSP 選択の最適化管理 (/SAPAPO/VS_CS_SELECT) のメソッド OPT_CONTROL を使用すると、特定のシップメントの最適化を無効にすることができます。
シップメントに複数の地点が存在する場合、供給元ロケーションと供給先ロケーションの間における直接輸送レーンの検索が試行されます。

B と C を経由して A から D に向かうシップメントがあります。
各ステージ (A から B、B から C、および C から D) に対して、最も具体的な輸送レーンが決定されます (方針決定の場合と同じ手法が使用されます)。これにより、ステージごとに利用可能なすべての TSP の一覧が生成されます。また、主要区間 (A から D への直接接続) の方針を決定するための方針決定も使用されます。これにより、利用可能なすべての TSP の一覧が生成されます。これらのすべての一覧に基づき、共通集合が登録されます。結果として、TSP なし、1 件の TSP、または、すべてのステージおよび主要ステージに利用可能な複数の TSP が特定されます。したがって、ステージと地点は、フィルタとして適用されます。
独自の最適化ロジックを使用するために BAdI TSP 選択の最適化管理 (/SAPAPO/VS_CS_SELECT) を実装した場合、TSP のチェックは該当するステージと主要ステージに対してのみ実行されます。
まず、どの TSP が該当するシップメントの全ステージ (A から B、B から C、および C から D) をカバーするかがチェックされます。次のステップでは、最初のステップで検索された TSP から、A と D の間の直接輸送レーンを持つものが選択されます。
対話式計画の
計画ビューを使用していること、およびシャッフラー
(選択バー)
で 1
つまたは複数のシップメントを選択していることが必要です。
運送業者選択を選択します。
● 自動 TSP 選択
自動割当を選択してから、実行を選択します。
● マニュアル TSP 選択
マニュアル割当と TSP 番号を選択するか、SCAC を選択し、該当するTSP の標準キャリアアルファコード(SCAC) を入力します。実行を選択します。
シップメントの詳細情報は詳細タブページに表示されます。自動 TSP 選択で複数の TSP が 1 つのシップメントに選択された場合は、たとえば、TSP 一覧をこのタブページで照会することができます。この一覧から、特定の TSP が割り当てられた理由を確認することができます。
バックグラウンド処理
自動 TSP 選択をバックグラウンドジョブとして計画することもできます。これを行うには、SAP Easy Access 画面で輸送計画/配車計画 (TP/VS) → 計画 → 計画 (バックグラウンド) → 運送業者 (TSP) 選択を選択します。ただし、最適化実行の後で TSP 選択を計画します。これは、最適化実行の前ではシップメントが見つからない可能性があるためです。