計画範囲の管理
需給連鎖計画 (SNP) システム環境の設定は、計画の成功に不可欠です。計画範囲の管理は、この設定プロセスの最初のステップです。
需給連鎖計画と需要計画 (DP) におけるさまざまな保存方法の違いを理解し、各保存方法でサポートされている機能を把握しておきます。詳細については、DP および SNP でのデータの保存を参照してください。
以下の役割と目的を理解している必要があります。
● キー数値
● 特性
● 基準計画対象構造
● 計画範囲

属性オブジェクト (ナビゲーション属性など) は需要計画のみで使用されることに注意してください。SNP
では、
集約オブジェクトを自分で登録することはできません
(自分で登録することができる需要計画とは異なります)。独自の基準計画対象構造を登録して有効化する場合
(以下のステップ 5
を参照)、SNP
集約は自動的に生成されます。
...
1. 需給連鎖計画には、事前定義された標準キー数値および特性があります。つまり、独自のキー数値および特性を登録する必要はありません。
基準計画対象構造 9ASNPBAS および 9ASNPSA の特性と計画範囲 9ASNP02、9ASNP03、9ASNP04、および 9ASNP05 のキー数値を照会するには、SAP Easy Access画面で Advanced Planning and Optimization→ 需給連鎖計画 → 関連処理→ 現在設定 → 需要計画/需給連鎖計画の管理を選択します。
2. SAP Easy Access画面で Advanced Planning and Optimization→ 需給連鎖計画 → 関連処理→ 現在設定 → 計画範囲の定期性を選択して、保存バケットプロファイルを登録します。詳細については、保存バケットプロファイルを参照してください。
3. SAP Easy Access画面で Advanced Planning and Optimization→ 需給連鎖計画 → 関連処理→ 現在設定 → 需要計画/需給連鎖計画のタイムバケットプロファイル更新を選択して、計画バケットプロファイルを登録します。詳細については、計画バケットプロファイルを参照してください。
4.
SNP に使用する計画バージョンを登録し、それらをサプライチェーンモデルに割り当てます。詳細については、
モデル/バージョンの登録を参照してください。
5. SNP には、標準の基準計画対象構造 9ASNPBAS および 9ASNPSA (分納契約処理用) が用意されています。
独自の基準計画対象構造を登録するオプションもあります。ただし、標準の基準計画対象構造よりも優先してこれを使用する利点はありません。新規基準計画対象構造を登録するには、SAP Easy Access 画面で、Advanced Planning and Optimization → 需給連鎖計画 → 関連処理 → 現在設定 → 需要計画/需給連鎖計画の管理を選択します。次に、計画範囲のコンテキストメニューから、計画対象構造を選択し、計画対象構造フォルダを右クリックして、計画対象構造の登録を選択します。需給連鎖計画区分を選択した場合は、SNP 標準特性が基準計画対象構造に自動的に採用されます。

SNP で追加特性を使用することはできません。提供されている上記の標準特性も変更しないでください。特に、特性にナビゲーション属性を追加しないでください。これらは SNP ではサポートされていません (標準ナビゲーション属性を除く)。ナビゲーション属性を使用すると問題が発生します。
基準計画対象構造を有効化するときに、SNP 標準計画レベルを登録するかどうかを尋ねられます。これを確認して、SNP 集約 (ロケーションプロダクトやリソースなどのマスタデータオブジェクト) の生成をトリガします。後で、需要計画/需給連鎖計画の管理で基準計画対象構造からコンテキストメニュー機能を使用して、SNP 標準計画レベルを登録するオプションがあります。
詳細については、基準計画対象構造およびカスタマイジング文書を参照してください。
6. SAP は、SNP に以下の標準計画範囲を用意しています。
○ 9ASNP02 (オーダー基準)
○ 9ASNP03 (分納契約処理用)
○ 9ASNP04 (時間依存制約を持つ最適化基準計画用)
○ 9ASNP05 (安全在庫計画用)
○ 9AVMI03 (供給元ロケーションでの需要を考慮した供給分配計画ヒューリスティック用)
○ 9SSNP_PPDS (PP/DS 供給分配計画で使用)
以下のようにして独自の計画範囲を登録することもできます。SAP Easy Access 画面で、Advanced Planning and Optimization → 需給連鎖計画 → 関連処理 → 現在設定 → 需要計画/需給連鎖計画の管理を選択し、編集 → 計画範囲登録を選択します。

オーダー基準 SNP 計画範囲を登録するには、オーダー基準 SNP 標準計画範囲をコピーします。これにより、独自の計画範囲に、すべてのキー数値が SNP で必要な属性と共に含まれるようになります。追加キー数値を計画範囲に割り当てることもできます。たとえば、マクロによって計算されたデータを保存するためです。キー数値詳細で?ヌ加キー数値の設定を行わないでください。設定すると、これらのキー数値が liveCache 時系列オブジェクトに登録されるためです。
詳細については、計画範囲およびカスタマイジング文書を参照してください。
7.
SNP のマスタデータを設定します。詳細については、
需給連鎖計画マスタデータを参照してください。
8. 計画範囲を右クリックし、計画バージョンの初期化を選択して、計画範囲を初期化します。

時系列キー数値が計画範囲に含まれていない場合にのみ、初期化のコンテキストメニュー機能は計画バージョンの初期化という名称であることに注意してください。これらのキー数値が計画範囲に 1 つでも存在している場合、コンテキストメニュー機能の名称は時系列オブジェクトの登録です。
マスタデータの更新後、または計画期間を延長するために、計画範囲を再初期化する必要がある場合は、最初に非初期化したり、時系列オブジェクトを削除したりする必要はありません。新規計画オブジェクトおよび削除された計画オブジェクトはシステムで認識され、適切に更新されます。
詳細については、SNP マスタデータおよび時系列の更新を参照してください。
9. プランニングブックおよび計画ビューを登録します。プランニングブックおよび計画ビューを個々のユーザに割り当てることができます。詳細については、プランニングブックを参照してください。
SNP では、さまざまなタイプの計画用に、以下の標準プランニングブックおよびデータビューが提供されています。SNP の場合、これらの標準プランニングブックを使用することをお奨めします。追加プランニングブックを登録する必要がある場合は、標準ブックをテンプレートとして使用します。
○ 9ASNP94 (対話式需給連鎖計画および輸送積載計画(TLB))
このプランニングブックでは、
対話式需給連鎖計画および
対話式輸送積載計画を実行するための標準機能が提供されます。
○ 9ADRP (物流資源計画 (DRP))
このユーザインタフェースは、対話式需給連鎖計画インタフェースとほとんど同じであり、唯一の相違点は、入荷および出荷を照会することもできることです。
○ 9AVMI (対話式 VMI)
照会することができる通常の SNP データ以外に、VMI 入庫および需要 (計画、確認済、および TLB 確認済) の値も照会することができます。
○ 9ASA (対?b式分納契約)
このプランニングブックを使用して、
分納契約処理に関連するすべてのデータを照会および変更します。
○ 9ASNPAGGR (集約計画)
このプランニングブックを使用して、
集約計画および
集約リソースでの計画を実行します。
○ 9ASNP_PS (製品代替可能)
計画時に
製品代替可能を考慮する場合に、このプランニングブックを使用します。
○ 9ATSOPT
このプランニングブックを使用して、最適化基準計画の
時間基準制約を定義します。
○ 9ASNP_SSP
特定の
標準安全在庫計画方法を適用する場合は、このプランニングブック (またはこれに基づくプランニングブック) を使用する必要があります。また、このブックを
拡張安全在庫計画に対して使用することもできます。
○ 9DRP_FSS
供給分配計画ヒューリスティックで供給元ロケーションの得意先需要または計画独立需要を追加で考慮する場合は、このプランニングブック (またはこれに基づくプランニングブック) を使用することができます。詳細については、
供給元ロケーションでの需要の考慮を参照してください。
○ 9ASNP_SHLF
このプランニングブックを使用して、有効期間データを伝播し、有効期間データおよび有効期間アラートを照会することができます。詳細については、
SNP
での有効期間データの考慮を参照してください。