コンセンサス策定
コンセンサス策定は、複数のビジネスパートナが、たとえば数量、日時、および価格などについて合意を試みるプロセスです。コンセンサス策定により、さまざまな供給元のデータを比較し、定義された許容範囲限度内の差異を受け入れる (差異分析) ことができます。元データからは、関係するすべてのビジネスパートナが許容範囲内で受け入れ可能な新規のデータを決定することもできます (コンセンサス決定)。
SAP Supply Network Collaboration (SAP SNC) では、コンセンサス策定は、特定のモニタの事前設定済コンポーネントとして使用可能です。
サプライヤと得意先は、プロモーションおよびベースライン販売予測のデータを比較できます。販売予測モニタでは、コンセンサス策定を使用して、サプライヤと得意先データとの間の絶対差異と差異率を計算します。これらの差異が許容値を超える場合は、販売予測モニタにその差異が表示されます。これらの許容値は、コンセンサス策定のカスタマイジングで定義できます。
また、コンセンサス策定では、コンセンサスベースライン販売予測、つまりサプライヤと得意先データとの間の妥協値を示す提案を行うこともできます。
オーダー予測モニタでは、コンセンサス策定を使用して、以下のキー数値の間の差異を計算します。
● 計画入庫/計画需要
● 確定入庫/確定需要
これらの差異が許容値を超える場合は、受注モニタにその差異が表示されます。これらの許容値は、コンセンサス策定のカスタマイジングで定義できます。
作業指図コラボレーションでは、差異分析を使用して以下のデータを比較します。
● 得意先からの要求データとサプライヤからの確認データ
● 現行データと計画データ
● 予測データと計画データ
補充指図コラボレーションでは、差異分析を使用して、特定の明細に対する確認納入日程行と要求納入日程行を比較します。結果に応じて、補充指図コラボレーションでは、確認納入日程行を承認または拒否します。
コンセンサス策定の差異分析を承認プロセスに使用することができます。これによって、数量許容範囲および日時許容範囲を考慮することができます。購買発注コラボレーションでは、所定の許容範囲内で確認データが要求データと一致すれば、確認データを承認します。同時に、許容値なしで承認プロセスを使用することもできます (この場合、コンセンサス策定は使用されません)。
コンセンサス策定を SAP SNC アプリケーションに対して使用する場合、最初にカスタマイジングでこれに対する設定が必要かどうかをチェックします。上記のアプリケーションに必要な設定は、以下のいずれかで行うことができます。
初めて SAP SNC アプリケーションにコンセンサス策定を設定する、または既存の標準設定を上書きする場合は、需給連鎖コラボレーションのカスタマイジングで、基本設定 → コンセンサス策定を選択してください。