予想需要充足
予想需要充足を使用して、シーズン需要の平滑化を図ることができます。
需要予測サービスによってシーズン需要が予測される場合、物流所要量計画 (DRP)
によって対象期間の需要が事前に充足されます。そのために、これらの期間に対して確定需要が登録されます。
予想需要充足を使用する場合は、計画サービスマネージャ (PSM) でそのように計画することができます。予想需要充足のトリガとなるのは、需要予測結果の変更と在庫計画結果の変更です。
● Advanced Planning and Optimization のカスタマイジングのサプライチェーン計画 → サービスパーツ計画 (SPP) → 物流所要量計画 (DRP) → 予測需要充当で、すべての IMG アクティビティを実行しておきます。
● SCM ベーシスのカスタマイジングの計画サービスマネージャ (PSM) で、以下の計画サービスを計画しておきます。
○ SPP: 予測需要充当 (SPP_PFR)
○ SPP: 予測需要充当のプロファイル割当 (SPP_AUTO_ASS_SP)
この計画サービスは、カスタマイジングの定義: プロファイル自動割当のデシジョンテーブルの設定に応じて、予想需要充足のプロファイルをロケーションプロダクトに自動的に割り当てます。
詳細については、
サービスパーツ計画の計画サービスマネー?Wャの使用を参照してください。
● ビジネスアドイン (BAdI) BAdI: 予測需要充当のプロファイル自動割当 (/SAPAPO/AUTO_ASS_SP) を導入しておきます。計画サービス "SPP: 予測需要充当のプロファイル割当" によってプロファイルが自動的に割り当てられるのは、この BAdI を導入した場合のみです。
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1. 予想需要充足の対象として計画関連のロケーションプロダクトが選択されます。計画関連のロケーションプロダクトは以下の条件に該当します。
○ 予想需要充足のプロファイルがロケーションプロダクトマスタデータで指定されている。
○ ロケーションプロダクトの需要予測でシーズン予測モデルが使用されている。
○ ロケーションプロダクトの下位ロケーションではシーズン予測モデルは使用されていない。
2. 現在の計画日付を含む需要予測期間で計画が開始され、DRP 計画期間を含む需要予測期間で停止されます。需要予測期間ごとに日次予測が計算されます。そのために、カスタマイジングの設定に応じて、需要予測結果が稼働日数またはスケール係数で分割されます。
詳細については、Advanced Planning and Optimization の導入ガイド (IMG) で、サプライチェーン計画 → サービスパーツ計画 (SPP) → 物流所要量計画 (DRP) →予測需要充当 → 実行: 予測需要充当の一般設定を参照してください。
3. 日次予測のデルタ値が計算されます。そのために、需要予測期間の日次予測から前の需要予測期間の日次予測が差し引かれます。
○ 計算されたデルタ値が負になるか、または日時予測差異のしきい値を下回る場合は、対象の需要予測期間に対して予想需要充足は行われません。
○ 計算されたデルタ値が正になり、日時予測差異のしきい値を上回る場合は、ステップ 4 に進みます。
日次予測差異のしきい値は、カスタマイジングの予想需要充足のプロファイルで指定することができます (前提条件を参照)。
4. 期間区分によって定義した期間のうち、現在の需要予測期間と重複する期間が決定されます。期間が完全に過ぎ去っている場合、その期間は考慮されません。
期間区分は、カスタマイジングの予想需要充足のプロファイルの期間区分項目で定義することができます (前提条件を参照)。
5. 需要が事前に充足される対象期間が決定されます。そのために、ステップ 4 で決定された期間から、予想需要充足のプロファイルの期間数項目で定義した期間数の分だけ遡ります。
○ 得られた期間が DRP マトリクスですでに期日超過になっている場合は、この期間にすでに確定需要が登録されているかどうかがチェックされます。その場合、既存の確定需要が対象期間に残ります。
○ 得られた期間が期日超過になっていない場合は、この期間とそれ以降の期間に対して、事前に充足される需要数量を満たすための確定需要が生成されます。これらの確定需要は、DRP マトリクスの全体総需要の予測需要行に示されます。これらのいずれかの期間の確定需要がこの行にすでに存在する場合、これらの確定需要が新たに計算された確定需要に置き換えられます。
対象期間に事前に充足される需要数量は、日次予測のデルタに、需要が考慮される期間の稼働日数とユーザ定義の割合 (%) を掛けた値になります。
割合 (%) は、カスタマイジングの予想需要充足のプロファイルの予想差異パーセント項目で定義することができます (前提条件を参照)。
需要繰上に使用される期間の確定入庫が登録されます。確定入庫は、DRP マトリクスの全体総入庫 (確認済) の予測需要充当行に示されます。
以下の図は、ステップ 3 〜 5 を示しています。この図の需要予測周期は月、予測差異の割合 (%) は 50、期間数は 4 です。
