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コンポーネント文書 高速計画マトリクス (RPM) 使用による生産計画  ナビゲーションストラクチャ内でこの文書をローカライズ

目的

このコンポーネントには、単独のラインネットワークで生産される大量のバリアント間製品の生産のための構成品目所要量を計画する機能が含まれています。ラインネットワークは、いくつかの連続的で並行のライン (代替ライングループ) で構成することができます。計画実行で生産に必要な活動を計算させるよう指定することもできます。

これは、SAP APO の生産計画/詳細計画コンポーネントの拡張機能です。SAP APO liveCache BOM 展開の新しい技術を使用して、計画で大量のデータを以前よりもより高速に処理できるようになりました。

このコンポーネントを使用して、SAP APO で数多くのバリアントと大量の受注を持つ選定可能製品の生産を計画します。このタイプの計画は、自動車産業やハイテク産業などにおける受注繰返生産での使用をお奨めします。

ただし、見込生産シナリオでの計画品目バリアントの計画マトリクスも使用することができます。参照: 計画品目バリアント

高速計画マトリクスによる生産計画は、以下の理由で高速です。

         統合生産マスタ (iPPE) に基づく計画です。

         RPM 製品の計画マトリクスがAPO liveCache で生成されます。liveCache に計画に関連するデータが含まれるため、データベースにアクセスする必要がなくなります。

         すべての計画手配で、有効な BOM 明細および活動が同時に決定されます。

詳細については、高速計画マトリクスを参照してください。

導入に関する注意事項

高速計画マトリクスを単独で統合生産マスタ (iPPE) と併用することができます。ディスクリート産業システム (4.6B 以降) で、統合生産マスタのデータを更新します。

統合

SAP APO および DI システムでの計画構成品目との統合

 

必須機能

必要な構成品目

詳細情報

RPM 製品の計画手配を生成し、オーダー順序を定義

計画マトリクスを使用して、計画手配に必要な構成品目と活動を計算

モデルミックス計画(SAP APO)

SAP APO は、モデルミックス計画を使用して受注の計画手配を生成し、生産ラインでの計画手配の順序と、計画手配の開始日および終了日を決定します。構成品目所要量は、オーダー開始日に基づいて、高速計画マトリクスで計画されます。

そうすると、製品の計画マトリクスが生成されます。

高速計画マトリクスの更新

生産計画/詳細計画(SAP APO)

計画実行を開始して、高速計画マトリクスのメニュー、製品ビュー、製品計画テーブルからマトリクスを直接更新するか、計画をバックグラウンドで実行することができます。

下位ローレベルコードでの計画の続行

生産計画/詳細計画 (SAP APO)

SAP APO で計画される構成品目は、生産計画/詳細計画を使用して計画されます。

下位ローレベルコードでの計画の続行

品目所要量計画 (DI システム)

DI システムで計画される構成品目の計画ファイルエントリは、次の計画実行で計画される DI システムに転送されます。

SAP APO での計画結果の評価

生産計画/詳細計画の評価 (SAP APO)

個別の評価を使用して、製品について SAP APO が生成した高速計画マトリクスを照会することができます。

計画手配管理と製品計画テーブルでも、計画結果の評価と編集を行うことができます。

DI システムでの計画結果の評価

品目所要量計画の評価

MRP リストまたは在庫/所要量一覧の?\成品目の計画結果を評価することができます。

SAP APO でのバックフラッシュ

SAP APO DI システムでの生産バックフラッシュ

 

SAP APO に、オーダーのバックフラッシュデータを入力します。RPM が各オーダーに必要な構成品目および活動を決定します。

出庫と生産活動が、DI システムに自動的に転記されます。

 

SAP APO および DI システムでのマスタデータ構成品目との統合

必須機能

必要な構成品目

詳細情報

ERP システムでのマスタデータの更新

品目マスタ

計画データの定義

生産バージョンの更新

 

分類システム

RPM 製品のクラスとクラスの特性を定義します。単一値のみを使用する必要があります。

 

バリアント選定

対象依存を定義します。単純な選択条件のみが可能です。iPPE 製品構造で、対象依存を直接更新することができます。

設定プロファイルも登録します。

 

統合生産マスタ (iPPE) 以下で構成

iPPE-製品構造

iPPE プロセス構造

iPPE ラインデザイン

 

製品バリアント構造に BOM データを入力します。

プロセス構造コンポーネントを使用して、ルーティングデータを登録し、コンポーネントを個別の活動に割り当てます。

ラインデザインを使用して、生産ラインの構造を再生成します。ラインバランスのライン要素に、活動を割り当てます。

 

設計変更管理 (ECM)

 

設計変更管理を使用して、製品バリアント構造と開始パラメータのさまざまな変更ステータスを管理します。計画中に、変更ステータスが考慮されます。展開時の時間基準有効期間と、ロケーション、製品クラス、開始パラメータが考慮されます。

SAP APO へのマスタデータの転送

APO コアインタフェース

R/3 システムは、SAP APO とマスタデータおよび移動データを提供します。

APO コアインタフェースの統合モデルを使用して、データ転送を管理します。

転送されたすべてのデータは、自動的にモデル 000 (有効な計画のモデル) に割り当てられます。

APO での iPPE データからの生産データ構造の生成

生産データ構造

iPPE データの転送後に、RPM 製品の生産データ構造 (PDS) を生成する必要があります。この PDS は、計画マトリクスの計画基準を提供します。

SAP APO でのマスタデータの変更

製品マスタ

ライン資源

製品マスタで、計画に関連する設定を完了します。

データが転送されたときにラインで生成されたライン資源の生産率とシフトモデルを入力します。タクトベースの計画は、ライン資源およびラインデザインからのデータに基づいています。

 

機能

RPM を使用して、製品の構成品目の所要量およびと日付を迅速に計画することができます。組立場所を計画し、構成品目の組立に必要な活動を決定することもできます。計画中の製品が生産されると、その製品は並行または連続的に構成された複数の生産ラインで構成されるラインネットワークを通過します。参照: 代替を持つラインネットワークのライン構造の登録

計画は単一レベルです。下位 BOM レベルは、DI システムで資材所要量計画を使用するか、SAP APO で生産計画/詳細計画を使用して計画されます。

RPM は、以下の機能を提供します。

         製品バリアント構造、ラインデザイン、およびプロセス構造で構成される iPPE データの、単一レベルの展開

         特性値マトリクスと構成品目バリアントマトリクスを使用した、必要な特性値および構成品目の計算

         日程計画

タクトベースの日程計画が使用されます。

高速計画マトリクスは、オーダーの開始日と統合生産マスタで更新したマスタデータを使用して、構成品目の正確な所要日および設置ポイントを決定します。
高速計画マトリクスは、構成品目の所要日を自動的に変更して、モデルミックス計画での順序変更による開始日の変更に一致させます。

構成品目の組立場所および所要日は、ラインの変更時 (代替ラインの同じグループに属する異なる生産ラインへの、オーダーの再日程計画) にも再計算されます。

         各期間の構成品目所要量のグループ化

受注に割り当てられていない構成品目の所要量は、各期間にグループ化することができます。次に、グループ化された所要量の調達要素が 1 つのみ計画で生成されます。タイムバケットプロファイルを使用して、期間を定義することができます。

         計画マトリクスでは、計画される製品の製品バリアント構造に含めたファントム組立品も考慮されます。ここで、ファントム組立品の従属所要量は、ファントム組立品の構成品目に直接渡されます。参照: ファントム組立品の計画

         活動マトリクスを使用した、オーダーで必要な活動の計算

         紐付の統合

計画マトリクスは紐付に統合されるため、マトリクスによって決定される構成品目所要量と、生産計画によってそれらのために生成される入庫要素との間に、動的紐付関係が生成されます。これはまた、アラートの登録と最適化の使用の基準ともなります。参照: 紐付の統合

         計画手配管理の構成品目汎用モジュールを使用した、APO 計画手配での構成品目の固定、マトリクスによる計算

         計画手配で利用可能在庫確認を実行して、すべての重要な構成品目が利用可能であるかどうかを確認することができます。参照: RPM 製品の計画手配の利用可能在庫確認

         DI システムでの構成品目の計画の続行

DI システムで、重要度の低い構成品目の計画を継続することができます。これらの構成品目の計画ファイルエントリは、DI システムに転送され、品目所要量計画を使用して計画されます。これにより、マトリクスでの迅速な展開のメリットを失うことなく、SAP APO の負荷を軽減することができます。

         評価

マトリクス表示の評価 (トランザクション MDMD) は、RPM を表示し、多数の検索機能を持っています。

製品ビュー、製品計画テーブル、または計画手配管理などの、生産計画/詳細計画からの評価を使用して、計画結果をチェックし、編集することができます。

DI システムに転送され、構成品目所要量計画を使用して計画される構成品目の所要量が、APO 所要数量としてMRP リストと在庫/所要量一覧に表示されます。

制約

         高速計画マトリクスは、最大で以下の処理能力を持っています。

         有効な生産バージョンごとに 64,000 件のオーダー

         製品バリアント構造で 16,000 件の構成品目ノード

         64,000 件の構成品目バリアント (ただし、サブマトリクスへの自動分割が可能で、構成品目バリアントをいくつでも登録可能)

         4,096 のカラーノード

         APO では、製品プロセスモデル(PPM) と高速計画マトリクスを併用することはできません。

         SAP APO では、CDP (特性依存計画) 特性を使用することはできません。DI システムで特性を登録して、CIF を使用してそれを SAP APO に転送する必要があります。

         打切 (在庫を使い切った際の打切) は可能でありません。

         連産品を計画することはできません。

         計画マトリクスに関する詳細および制約については、SAP ノート699773 を参照してください。

 

 

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