SAP .NET コネクタは、Microsoft .NET プラットフォームと SAP システムとの間の通信を可能にする開発環境です。このコネクタでは RFC や Web サービスがサポートされており、このコネクタを使用することで、Microsoft Visual Studio .Net で Web フォーム、Windows フォーム、コンソールアプリケーションなどのさまざまなアプリケーションを記述することができます。SAP .NET コネクタでは、Visual Basic .NET、C#、Managed C++ などのすべての一般的なプログラム言語を使用することができます。
SAP .NET コネクタおよび SAP .NET プロキシウィザードを使用すると、以下のことが可能です。
● SAP ビジネスオブジェクト (BAPI) にアクセスする .NET Windows フォームアプリケーションおよび .NET Web フォームアプリケーションを記述します。
● SAP サーバ用クライアントアプリケーションを開発します。ここでは RFC または HTTP/SOAP/XML を使用することができます (アウトサイドイン)。
● .NET 環境で動作し、SAP システムからインストールを開始することが可能な RFC サーバアプリケーションを記述します (インサイドアウト)。
Microsoft Visual Studio .NET を使用すると、以下のことが可能です。
● 統合プロキシウィザードを使用して、プロキシオブジェクトを生成します。
● Microsoft Visual Studio .NET に完全にアクセス可能なすべての一般的なプログラム言語を使用します。
● SAP テーブルおよび構造を Windows および Web フォームコントロールにリンクします (データバインディング)。
● シングルサインオン、Kerberos、Microsoft Passport (www.passport.net) などの安全な認証方法を使用します。
● SAP .Net コネクタを使用した ASP .Net アプリケーションの作成
SAP .NET コネクタの追加情報については、以下のインターネットアドレスの SAP サービスマーケットプレイスを参照してください。
service.sap.com