データベースシステムでは、SAP liveCache データベースインスタンスの場合にのみliveCache データベースパラメータが使用されます。
その他のデータベースパラメータの追加情報については、共通データベースパラメータ、特殊データベースパラメータ、およびサポートデータベースパラメータを参照してください。
データベースパラメータに加えた変更は、データベースインスタンスが再起動されるまでは有効になりません。
データベースの実行中に、データベースパラメータを変更することもできます。また、データベースパラメータの変更の有効期間を以下のように選択することもできます。
■ 次回再起動時まで
■ 次回再起動時以降
■ 即時かつ永続的
SAP liveCache データベースインスタンスを使用している必要があります。
SAP カスタマは、liveCache データベースパラメータの詳細な説明を SAP ノート 833216 で参照することができます。
liveCache データベースパラメータ
パラメータ |
意味 |
パラメータを変更する方法 |
MIN_RETENTION_TIME MAX_RETENTION_TIME |
ガーベッジコレクタによって履歴データの削除 (ログエントリおよびログエントリへのリンクの取消) がいつ開始されるかを定義します (分単位)。 以下の場合に、ガーベッジコレクタによる履歴データの削除が開始されます。 ● 90% を超えるデータ領域が使用されている場合、ガーベッジコレクタによって MIN_RETENTION_TIME よりも古い履歴データがすべて削除されます。 ● 90% より少ないデータ領域が使用されている場合、ガーベッジコレクタによって MAX_RETENTION_TIME よりも古い履歴データがすべて削除されます。 履歴管理を参照してください。 |
操作中に変更することができます。 |
OMS_HEAP_COUNT |
OMS ヒープがセグメントに分割されるかどうかを定義します。 OMS ヒープが分割されていないと、DB プロシージャによるメモリの要求とリリースのたびに、内部ヒープメモリ管理によって OMS ヒープ全体がロックされます。 |
変更は再起動後にのみ適用されます。 |
OMS_HEAP_LIMIT |
OMS ヒープの最大サイズを定義します (KB)。 |
変更は再起動後にのみ適用されます。 |
OMS_HEAP_THRESHOLD |
OMS ヒープによるメモリ使用を定義します (%)。 |
変更は再起動後にのみ適用されます。 |
OMS_VERS_THRESHOLD |
OMS ヒープによるメモリ使用を定義します (KB)。 |
変更は再起動後にのみ適用されます。 |
参照:
CCMS におけるデータベース管理: SAP liveCache テクノロジー、パラメータの設定