データベースインスタンスで SQL 文を実行することができるようにするには、データベースセッションが開いている必要があります。
データベースセッションを開くには、データベースツールまたはインタフェースのいずれかを使用して、ユーザ名とパスワードを指定したデータベースユーザとしてデータベースインスタンスにログオンします。データベースセッションを開くと、以下のような一部のプロパティを上書きすることができます。
● SQL モード
● キャッシュ限度
● タイムアウトの値
● 分離レベル
後に、該当するコマンドを使用してデータベースセッションを終了するか、タイムアウトの値が経過した場合にはデータベースシステムによってデータベースセッションが終了されます。
データベースシステムでは、データベースセッションごとにユーザタスクが開始されます。共通データベースパラメータ MAXUSERTASKS を使用すると、ユーザタスクの最大数、つまりデータベースセッションの最大数を設定することができます。
これらのデータベースパラメータを設定する場合は、特定のアクションに対してデータベースセッションがデータベースツールによって暗黙的に開いたり閉じたりすることに注意してください。
参照:
SQL Studio、データベースセッションを開く
SQLCLI、データベースインスタンスへのログオン
Web SQL Studio、データベースインスタンスへのログオン
データベースマネージャ GUI、データベースセッションの照会
データベースマネージャ CLI、データベースインスタンスへの SQL アクセス
SAP システムでは、データベース情報の照会にデータベースアシスタント を使用し、liveCache インスタンスに liveCache アシスタント を使用します。
データベースシステムのコンセプト、共通データベースパラメータ