さまざまなトレースを使用して、データベースシステムのアクションの詳細ログを取得することができます。
トレースが書き込まれている間は、パフォーマンスが低下する場合があります。このため、分析に必要なアクションが記録されたら直ちに、トレースをオフに切り替えてください。
トレースが書き込まれている間は、可能な限り最小の負荷でデータベースインスタンスを操作し、問題の再現に必要なアクションだけを実行します。
トレース
ファイル名 |
ディレクトリ |
内容 |
トレースの有効化 |
knltrace |
データベースインスタンスの実行ディレクトリ: <independent_data_path>\wrk\<database_name>
|
データベーストレース カーネルのすべてのメッセージがシステムによって記録されます。 このログファイルを使用して、エラー (SQL 文の処理中に発生したエラーなど) を識別することができます。
データベーストレースをオンに切り替えると、liveCache データベースインスタンスでのパフォーマンスに対してのみ悪影響が生じます。MaxDB データベースインスタンスへの悪影響はありません。 |
データベースマネージャのデータベースツールを使用するか、SAP システムの CCMS を使用します。 参照 - データベースマネージャ GUI、データベーストレースの使用 - データベースマネージャ CLI、trace_on - CCMS におけるデータベース管理、データベーストレース |
sqltrace.pct |
ユーザによる選択 |
ODBC トレース MaxDB ODBC ドライバでは、アプリケーションによってデータベースシステムに送信されたすべての SQL 文が記録されます。 ODBC トレースは、レジスタトレースの ODBC データソースアドミニストレータ (Microsoft Windows) でオンとオフを切り替えることができる SQL.LOG トレースとは異なります。 |
データソースに対応するオプションを指定します。 ODBC マニュアル、データベースパラメータのプロパティを参照してください。 |
ユーザによる選択 |
ユーザによる選択 |
JDBC トレース MaxDB JDBC ドライバでは、すべての JDBC API コールおよびその入力パラメータが記録され、値および対応するスレッドが返されます。 |
接続の確立に対応するオプションを指定します。 Java マニュアル、メソッド java.sql.DriverManager.getConnection およびクラス com.sap.dbtech.jdbcext.DataSourceSapDB を参照してください。 |
sqldbctrace-<pid>.prt |
<user_home>\Application Data\sdb <user_home>/.sdb |
SQLDBC トレース システムによって、SQL 文、通信パッケージ、メソッドコール、およびコールパラメータが記録されます。 <pid>= プロセス ID |
sqldbc_cons データベースツールを使用するか、または SAP システムの CCMS を使用します。 参照 - SQLDBC マニュアル、SQLDBC トレース - CCMS におけるデータベース管理、SQLDBC トレース |
参照:
インストールマニュアル、ディレクトリ