コンテンツエリア開始

Procedure documentation 共通自動応答メソッドの設定 Locate the document in its SAP Library structure

用途

監視アーキテクチャを使用すると、警告に対し、自動応答メソッドを使用して自動的に応答することができます。これらのメソッドは、警告が発生した場合に自動的に開始され、デフォルトでは、警告が発生したシステムで実行されます。

SAP Web アプリケーションサーバ 6.10 以降では、mySAP.com コンポーネントのセントラル監視のコンテキストで、共通自動応答メソッドを監視アーキテクチャに定義することができます。自動応答メソッドは、警告が発生したシステムではなく、セントラル監視システムで開始されるようになります。この方法によって、監視対象コンポーネント内で発生したイベントへの応答を一箇所から即座に実行することが可能になります。

前提条件

      セントラル監視システム (以下 CEN に省略) は、少なくとも SAP Web アプリケーションサーバ 6.10 のリリースステータスである必要があります。

      監視対象 SAP コンポーネントは、4.6D AKK パッチレベル 692 以降のカーネルを持つ少なくともリリース 4.6B のリリースステータスである必要があります。

      監視対象 SAP コンポーネントは、Structure linkCCMS エージェントSAPCCM4X を使用して、CEN に接続しておく必要があります。エージェントは、少なくともバージョン 6.10 のリリースステータスである必要があります。

オプション -v (sapccm4x -v など) を使用して CCMS エージェントのバージョンを呼び出すことで、このバージョンを設定することができます。バージョンは用語 kernel の後に配置される番号です (: 20010110, compiled at Aug 19 2001, kernel 6100_0_104 platform 00230_32bit)

Note

SAP R/3 3.1 を使用した監視対象 SAP コンポーネントと、SAPCCMSR エージェント (Structure linkOS モニタ内の値など) を使用して集中的にリンクされたシステムおよびコンポーネントは、正式に CEN に属しています (Structure linkSAP R/3 3.x システムの監視を参照)。したがって、常に自動応答メソッドをここから集中的に開始することができます。これにより、CEN MTE クラスの一覧内で関連 MTE クラスを参照することができます。

制約事項

以下で説明されるように、CEN アプリケーションサーバに属する MTE クラスに共通自動応答メソッドを割り当てることはできません。この場合は、ローカル自動応答メソッドを使用して、従来の割当を使用します。

手順

共通自動応答メソッドのすべての設定ステップは、CEN でのみ実行します。

...

       1.      CCMS 設定 警告モニタを選択するか、またはトランザクション RZ21 を呼び出します。

       2.      監視: プロパティおよびメソッド画面が表示されます。技術基盤 メソッド実行 共通自動応答の割当を選択します。

       3.      共通自動応答の更新画面が表示されます。この画面上では、共通自動応答メソッドの定義、割当、および編集を行うために、すべての作業ステップを実行することができます。通常、最初のステップで既存 (ローカル) 自動応答メソッドから共通自動応答メソッドを登録し、次にこの共通自動応答メソッドを対象のシステム内の対象の MTE クラスに割り当てます。以下の設定が可能です。

This graphic is explained in the accompanying text

共通自動応答メソッドの登録、編集、または削除

セントラルシステム内で自動応答メソッドとして定義された任意の自動応答メソッドを集中的に実行することができます。監視対象システム内において、メソッドが認識される必要はありません。

また、この集中的な実行には、監視アーキテクチャの事前定義の自動応答メソッドを使用することもできます。たとえば、以下のようなプロパティです。

      自動警告通知

      Structure linkオペレーティングシステムコマンドの自動実行

既存自動応答メソッドを集中的に実行するには、以下の手順に従ってください。

...

       1.      定義済共通自動応答のサブウィンドウで登録 (This graphic is explained in the accompanying text) を選択します。以下のダイアログ画面で、テンプレートによる登録ボタンの横の入力項目に対象の自動応答メソッドを入力するか、またはリリース済の全自動応答メソッドの一覧が提供される入力ヘルプを使用します。テンプレートによる登録を選択します。

Note

新規の自動応答メソッドのテンプレートとして、既存の共通自動応答メソッドも使用することができます。既存の共通自動応答メソッドを使用するには、定義済共通自動応答従属画面内で対象のメソッドを選択し、コピー (This graphic is explained in the accompanying text) を選択します。

       2.      監視: メソッド画面が表示されます。制御タブページのメソッド実行グループボックス内の区分セントラルシステムでのみ、CCMS エージェントによって実行が有効化されている場合を除き、テンプレートから設定がコピーされます。したがって、共通自動応答メソッドの名称を入力すること以外、通常は設定を変更する必要はありません。

       3.      エントリを保存します。次に、定義済共通自動応答従属画面内にメソッドが即座に表示されます。

新規の共通自動応答メソッドを登録するには、以下の手順に従ってください。

...

       1.      定義済共通自動応答のサブウィンドウで登録 (This graphic is explained in the accompanying text) を選択します。以下のダイアログ画面で、登録ボタンの横の入力項目に対象のメソッドの名称を入力し、登録を選択します。

       2.      監視: メソッド画面が表示されます。メソッドの対象の設定を入力し (自動応答メソッドの登録に関する追加情報については、Structure linkメソッドの定義、リリース、および転送を参照)セントラルシステムでのみ、CCMS エージェントによって実行ラジオボタンが有効化されていることを確認します。

       3.      エントリを保存します。次に、定義済共通自動応答従属画面内にメソッドが即座に表示されます。

共通自動応答メソッドを編集するには、以下の手順に従ってください。

...

       1.      定義済共通自動応答メソッド従属画面で、対象のメソッドを選択し、編集を選択します。

       2.      監視: メソッド画面が表示されます。メソッド定義に対する対象の変更を行い、選択項目セントラルシステムでのみ、CCMS エージェントによって実行が有効化されていることを確認します。

       3.      変更を保存します。

共通自動応答メソッドを削除するには、以下の手順に従ってください。

...

       1.      定義済共通自動応答メソッド従属画面で、対象のメソッドを選択し、削除(This graphic is explained in the accompanying text) を選択します。

       2.      メソッドを削除することを確認します。割当にメソッドが使用される場合はこの使用についても通知され、メソッドおよびそのすべての割当を削除するかどうかの確認が求められます。

共通自動応答メソッドの割当

共通自動応答メソッドを割り当てる MTE クラスおよびシステムを入力します。割当は定期的に確認されます。

...

       1.      システム ID の従属画面で対象のシステムを選択し、共通自動応答メソッドを割り当てる MTE クラスの従属画面で対象の MTE クラスを選択します。複数のシステムおよび MTE クラスを常に選択することができます。

Note

通常、異なるシステムには異なる MTE クラスが与えられています。機能を呼び出した後、まずローカルシステムの MTE クラスが表示されます。一覧内の他のシステムの MTE クラスを含めるには、対象のシステムを選択し、システムの MTE クラス (This graphic is explained in the accompanying text) を選択します。これにより、選択したシステムの MTE クラスが MTE クラスの一覧に表示されます。

       2.      定義済共通自動応答の従属画面で、選択したシステムの選択した MTE クラスに割り当てる対象のメソッドを選択します。

       3.      共通自動応答メソッドの割当 (This graphic is explained in the accompanying text) を選択します。従属画面の下部に対応する割当が即座に表示されます。

対象の共通自動応答メソッドのすべてに対し、これらのステップに従ってください。

警告モニタからの共通自動応答メソッドの割当

実際には、ここで説明されている手順のうち、共通自動応答メソッドへのMTE クラスの割当を最も頻繁に使用します。この手順を簡略化するには、警告モニタから直接呼び出すこともできます (トランザクション RZ20)

...

       1.      トランザクション RZ20 を呼び出して、警告モニタを開始します。

       2.      補足 保守機能有効化を選択して、更新機能を有効化します。

       3.      必要なモニタが含まれているモニタセットを展開し、ロードモニタを選択するか、または対象のモニタをダブルクリックします。

       4.      共通自動応答メソッドを割り当てる MTE クラスを持つ MTE を選択し、編集 ノード (MTE) 割当 共通自動応答メソッドを選択します。

Note

この方法によって、モニタ内のパフォーマンス属性の全 MTE クラスに共通自動応答を非常に素早く割り当てることもできます。この割当を行うには、共通自動応答の管理に切り替える前に、編集 選択 選択 全ノード (MTE) を選択して、すべてのノードを選択します。

       5.      共通自動応答画面が表示されます。対象のシステムおよび MTE クラスが選択されます。つまり、対象のメソッドに対する選択だけが必要になります。

       6.      共通自動応答メソッドの割当 (This graphic is explained in the accompanying text) を選択します。従属画面の下部に対応する割当が即座に表示されます。

共通自動応答メソッドの割当の削除

従属画面の下部に、共通自動応答メソッドの既存の割当が表示されます。割当を削除するには、このテーブルの 1 つ以上の行を選択し、割当削除 (This graphic is explained in the accompanying text) を選択します。

Caution

共通自動応答メソッドは、共通メソッドディスパッチャを有効化したクライアントのユーザの下で常に開始されます (共通メソッドディスパッチャを有効化するには、トランザクション RZ21 技術基盤 メソッド実行 セントラルシステムディスパッチの有効化を選択)。また、クライアントは自動警告通知でも非常に重要であるため、セントラルシステムディスパッチを有効化するときにメールの送信元となるクライアントを使用する必要があります。

不適切なユーザを使用したり、不適切なクライアントを使用したりしてセントラルシステムディスパッチを有効化した場合は、まずトランザクションSM37 でジョブSAP_CCMS_CENSYS_DISPATCHER を削除してセントラルシステムディスパッチを無効化します。ジョブはイベントSAP_CSM_TRIGGER_CENSYS_DISPATCH によって制御されます。次に、対象のクライアントにおいて適切なユーザを使用してセントラルシステムディスパッチを再有効化します。

結果

監視対象システムの割り当てられた MTE クラス内の警告によって、セントラル監視システム内で自動応答がトリガされます。

質問と回答

監視対象システム内で MTE に共通自動応答メソッドが割り当てられているかどうかを照会することができますか。

使用すべきです。警告モニタ内で対象の MTE を選択し、詳細照会 (This graphic is explained in the accompanying text) を選択します。監視属性 - 詳細データ画面が表示されます。一般詳細の一覧で、定義ステータス列を参照します。共通自動応答メソッドの場合、ここに AL_TD_DEF_CEN_CHECKED が入力されます。Structure link技術ビュー: ステータス自動応答を使用して、モニタのノードに対してローカル自動応答または共通自動応答メソッドが設定されているかどうかを確認します。設定されている場合は、いずれのメソッドが設定されているかを確認します。

自動応答を共通で割り当ててから、ローカルで自動応答メソッドを監視対象システムに入力した場合、どうなりますか。

CEN によって、遅くとも 1 時間後にはエージェント接続を介してデータが一致します。ローカルに割り当てられたメソッドは、共通に割り当てられたメソッドによって上書きされます。

警告がセントラル処理に対して待機中であることを CEN で確認できますか。

使用すべきです。警告データは処理されるまでテーブル CSMCENTOOL に格納されます。

 

 

 

コンテンツエリア終了