ファイルへのログバックアップのバックアップテンプレートの定義 
用途
DBM ユーザとしてデータベースマネージャ CLI にログオンします。バックアップテンプレートを登録するデータベースインスタンスに接続し、タイプが FILE のログバックアップのバックアップテンプレートを定義します。
このバックアップテンプレートは、自動ログバックアップ、対話式ログバックアップのいずれでも使用することができます。バックアップタイプとして LOG と AUTO のどちらを定義したかは関係しません。データベースシステムでは、バックアップとリストアの両方で自動ログバックアップと対話式ログバックアップがまったく同様に処理されます。
このファイルのシステムでの格納場所を選択することができます。相対パスを入力すると、データベースインスタンスのカレントディレクトリを基準にして解釈されます。すでに存在するディレクトリを指定してください。空白文字を含むパスを入力する場合は、DBM コマンドに引用符をつけてください。先頭の引用符の前にバックスラッシュ (\) を付ける必要があります。
バックアップテンプレートは、データベースマネージャによって内部的に保存されます。バックアップテンプレートがバックアップで使用される場合にのみ、バックアップを保存したファイルがシステムで表示されます。
ログバックアップで使用されるファイルには、連続番号がつけられます。そのため、バックアップテンプレート <file_name> を使用してログ領域をバックアップすると、<file_name>.<running_number> のファイル名の付いたファイルが 1 つ以上ハードディスクに生成されます。
前提条件について確認するには、データベースマネージャ CLIの 
medium_putを参照してください。
参照:
データベースシステムのコンセプト、バックアップとリストア
シナリオ
次のプロパティを指定して、ファイルへのログバックアップのバックアップテンプレートを定義します。
バックアップテンプレート名: DemoFileLog
データキャリア (デバイス/ファイル): Backups
2005\Data\logBackup
タイプ: FILE
バックアップタイプ: 自動ログバックアップ (AUTO)
サイズ制限: なし (0)
手順
データベースマネージャ CLI を呼び出し、パスワードに MONDAYを指定して DBM ユーザ OLEGとしてログオンします。データベースインスタンス DEMODB に接続し、シナリオで示されたプロパティを指定してバックアップテンプレートを登録します。
>dbmcli -u OLEG,MONDAY -d DEMODB medium_put DemoFileLog "Backups 2005\Data\logBackup" FILE AUTO 0
OK
結果
バックアップテンプレート DemoFileLogがデータベースインスタンス DEMODB に登録されました。
DEMODBの完全バックアップをすでに実行している場合は、ファイルへのログバックアップの実行または自動ログバックアップの有効化を行うことができます。
参照:
データベースシステムのコンセプト、ログエントリのバックアップ
データベースマネージャ CLI、backup_start、autolog_on