REORG ジョブをスケジュールする前に、災害回復のためのシステムのバックアップが最近行われていることを確認する必要があります。
REORG ジョブを使用すると、オンライン操作中に SAP 表スペースまたは索引を (必要であれば、パーティション別に) 再編成することができます。すなわち、再編成 (SHRLEVEL CHANGE) 中に読込アクセスと書込アクセスを行うことになります。
LOB 表スペースの場合は、オンライン REORG はできないため、SHRLEVEL NONE が定義されています。再編成する表スペースの少なくとも 1 つが LOB 表スペースの場合は通知があります。ジョブを z/OS にアップロードし、これを送信するのは、SAP システムがダウンしている時に管理ウィンドウで行うことをお奨めします。
インライン RUNSTATS が許可されているすべての表スペースの場合は、インライン統計が生成されます。
対応するデータセットのエクステント数が 4 を超える場合は、個別ジョブステップとして実際の REORG より先に一次および二次数量の ALTER が実行され、再編成後、表スペースまたは索引領域に最大 4 つのエクステントが表示されるようになります。必要に応じたソート作業データセットとデータ作業データセットが用意されています。
索引ではなく表スペースのオンライン再編成を実行する際は、マッピングテーブル (IBM 文書『DB2 UDB for z/OS ユーティリティガイド』を参照) を登録する必要があります。SAP システムでは、stogroup MAPZZQAA によって表スペース DSNDB04.QT<nnnnnn> が自動的に登録されます。<nnnnnn> は 6 桁の数字です。この表スペースでは、一意の索引 QX<nnnnnn> があるテーブル QT<nnnnnn> が登録されます。パフォーマンスを上げるためにこれらの表スペースが再使用されます。
CREATE 命令実行でエラーが発生しないように、stogroup MAPZZQAA があることを確認してください。
このアプリケーションには、名称 QT<nnnnnn> または QX<nnnnnn> が予約されています。これらの名称は、表スペース、テーブル、または索引の登録には使用しないでください。
再編成用には、以下のプロファイルパラメータがあります。これらのパラメータは、JES インタフェース (トランザクション DB2J) 機能プロファイルパラメータで更新します。
● バックアップデータセットの HLQ
● 作業データセットの HLQ
● MGMTCLAS (SMS)
● STORCLAS (SMS)
● DATACLAS (SMS)
● ボリュームカウント
必要に応じて、DATACLAS で定義された値を上書きします。
● GDG 生成数:
ゼロより大きい値を指定すると、コピーおよび作業データセットは GDG として割り当てられます。GDG 生成の詳細については、バックアップを参照してください。
● DB2 実行ライブラリ
プログラム DSNTIAD が含まれるライブラリ
● プログラム DSNTIAD の計画
● 並列ジョブ数
● 作業データセット/アンロードデータセットのサイズ:
領域要件は索引数によって大きくなります。デフォルトは 2 です。必要に応じて増やします。
● "提案された表スペースの REORG" を不定期に送信する際のデフォルトアクション:
提案された表スペースの REORG が定期的に計画されている場合は、LOB 表スペースはジョブに含まれません。これは、LOB 表スペースでは ONLINE REORG が実行できず、結果として SAP システムを実行する際のパフォーマンスに著しい影響を及ぼすためです。
このアクションを不定期に計画する場合は、LOB 表スペースを含めるかどうかをここで設定することができます。計画時のジョブに LOB 表スペースを含めると、警告がポップアップ表示されます。ジョブを実行する前に、システムの最新のバックアップを作成してジョブをアップロードし、事前に SAP システムをシャットダウンできるようにしてください。
● 使用する COPY オプション:
リモートコピーをするかどうかも指定することができます。
REORG ジョブでは、テーブルと索引モニタのデータが使用されます。
REORG ALL 索引および表スペースでは、単一 REORG と同じパラメータが使用されます。