DBA 計画カレンダ使用の準備 

すべてのデータベース管理タスクは安全である必要があります。したがって、SAP システムの特定の操作に対しては、データベースシステムおよび z/OS ホストで権限チェックを実行する必要があります。

●      SAP システム

SAP システムでは、ユーザが DBA 計画カレンダを使用するには、データベース管理およびバックグラウンドジョブのスケジュールに関する権限が必要です。

管理者には、オペレータプロファイル S_A.ADMIN に含まれる権限 S_RZL_ADMIN と S_BTCH_ALL が必要です。

●      データベースシステム

ユーザには特定の管理タスクに対応する DB2 ユーティリティを実行するための権限が必要です。

『SAP DBA Guide for DB2』の手順 WLM 使用によるコントロールセンタプロシージャのインストールに従ってストアドプロシージャを設定しておく必要があります。

詳細については、IBM DB2 UDB for z/OS 文書『ユーティリティガイドおよび参照』を参照してください。

●      z/OS ホスト

z/OS 固有の設定方法については、『SAP DBA Guide for DB2』の JES インタフェースを参照してください。

すべてのプロファイルパラメータを JES インタフェースで更新する必要があります (トランザクション DB2J、プロファイルパラメータボタン)。

セキュリティ設定に応じて、JES インタフェースのユーザとパスワードを指定する必要があります (トランザクション DB2J、パスワードボタン)。

DBA 計画カレンダから生成したジョブの一部は、テーブルと索引モニタ (DB02) のデータにもとづいています。テーブルと索引モニタデータを定期的に更新してください。トランザクション DB02 によって収集したサイズ情報は、たとえば、REORG および COPY ジョブで、データセット割当に使用されます。