ビジネスプロセスを推進するには、さまざまな部門の異なる役割を持つさまざまなサービスと人員が、一体となって機能する必要があります。このようなソリューションに対してもっとも効果的なアプローチは、複合的手法です。複合的手法を使用すると、さまざまなサービス、ユーザインタフェースコンポーネント、およびビジネスプロセスを再利用および複合化することによって、柔軟性のあるソリューションを提供することができます。
複合的手法は、設計ツール、方法論、サービスとプロセス、オブジェクト用の抽出レイヤ、およびユーザインタフェースとプロセスパターンライブラリで構成されています。強力なサービス機能は、J2EE サービスを最初から構築したり、既存のサービスをより強力な新しいサービスにする場合に役立ちます。一方、ガイドプロシージャは、さまざまな要素を組織化して、単一のコンピュータデスクトップの範囲を超えるワークフローベースのマルチステップソリューションを登録する場合に役立ちます。
コンポジットアプリケーションフレームワーク (CAF) は、一般に認められている技術的基準であるモデル駆動アーキテクチャ (MDA) に準拠しています。MDA には、モデリングツールと設定ツール、メタデータベースの生成メカニズム、ユーザインタフェースとプロセスパターン、事前定義済コンテンツ、標準化されたインタフェースやガイドラインが含まれています。
コンポジットアプリケーションフレームワークでは、SAP NetWeaver のすべてのレイヤが利用されます。
CAF: 主要な機能
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内容 |
CAF コアはサービス指向のアーキテクチャであり、SAP Collaborative Cross Applications (xApps) などのパッケージコンポジットアプリケーション (PCA) を構築および実行するための環境を提供しています。CAF コアは、SAP NetWeaver テクノロジープラットフォームのすべてのレイヤのエレメントを統合することによって、人員、情報、およびプロセスにわたる新しいビジネスソリューションの開発をサポートしています。 |
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ガイドプロシージャ (CAF GP) |
CAF GP を使用すると、ワークフローパターンおよびロールベースのコラボレーティブプロセスをサポートするエンタープライズサービスとビジネスオブジェクトを構築することによって、アプリケーションを構築することができます。 |