電子データ交換 (EDI) および Application Link Enabling (ALE) は、異なるシステム間のビジネスデータ交換に使用されます。
いずれの通信フォームにも、IDoc
インタフェースが必要です。IDoc インタフェースは、データ構造の定義とその処理論理で構成されています。このデータ構造が、IDoc
です。IDoc
は通信システムの一般的な交換フォーマットです。IDocs
はさまざまな方法 (たとえば、RFCまたはファイルとして) で送信することができます。
あるシステムから他の 1 つまたは複数のシステム (ほとんどは内部) と通信する場合は、ALE を使用してデータを配信します。ALE ではデータは IDoc 書式で転送され、データ転送用の tRFC の方法が使用されます。
キ ALE では、複数の SAP システムまたは非 SAP システム間でのビジネスプロセスの統合が可能になります。
ビジネスアプリケーション文書を (外部) パートナシステム (得意先または仕入先など) と交換する場合は、EDI を使用します。SAP システムでは、EDI メッセージは IDoc 書式で EDI サブシステムに送信され、共通 EDI 標準 (UN/EDIFACT または ANSI/X12) に変換されます。これにより、非 SAP システムとの通信が可能になります。
キ 定義により、2 つのパートナ (EDI メッセージの送信者および受信者) が EDI アプリケーションシナリオのプロセスに関与しています。