IDoc インタフェース
用途
IDoc (Intermediate Document) は標準 SAP 文書書式です。IDoc を使用すると、メッセージベースのインタフェースを使用して異なるアプリケーションシステムと接続することができます。IDoc を使用する主な目的は、以下の 3 つです。
- アプリケーション文書の構造化された変換および自動転記。
- 異なるアプリケーションシステムのさまざまな複合構造から 1 つの簡単な構造への削減。たとえば、SAP アプリケーション文書の構造および UN/EDIFACT 標準に従った対応 EDI メッセージの構造。
- データがアプリケーションに転記される前の詳細エラー処理。
IDoc は、技術レベルとアプリケーションレベルの 2 つのレベルと見なして定義することができます。技術レベルでは、ルーティングや技術エラー処理などのクロスアプリケーション機能をサポートすることができます。
技術ビュー
このビューは、IDoc インタフェースによって生成される構造の以下の 3 つのタイプによって定義されます。
- 制御レコード
- データレコード
- ステータスレコード
アプリケーションビュー
このビューは、IDoc のセグメントによって定義されます。セグメントは、データレコード内の項目 SDATA の解釈に使用される構造です。IDoc タイプは、対応する以下のものによって定義されます。
- セグメント
- これらのセグメントの属性
(たとえば、最大数、階層順序、セグメントステータス)
追加情報
