BAPI (ビジネスアプリケーションプログラミングインタフェース) は、SAP ビジネスオブジェクトに固有の方法です。これらは SAP システムのビジネスオブジェクトリポジトリ (BOR) に格納され、特定のビジネスタスクを実行するために使用されます。
SAP システムでは、BAPI は RFC 対応汎用モジュールとして ABAP ワークベンチの汎用モジュールビルダに格納されています。BAPI には、外部アプリケーションが (SAP ビジネスオブジェクトを使用して) SAP プロセス、機能、およびデータにアクセスすることを可能にする標準ビジネスインタフェースが備わっています。
BAPI を使用して SAP ビジネスオブジェクトにアクセスするクライアントプログラムは、同じ SAP システムの一部、外部システム (たとえば、.Net アプリケーションなど) の一部、HTTP ゲートウェイの一部、または別の SAP システムの一部です。
BAPI を使用して別のシステムでビジネスプロセスをトリガするときに、ほとんどの場合はデータを送信側システムに返す必要があるため、通常は同期通信方法 sRFC を使用します。
BAPI を使用する非同期通信の場合は、ALE が使用され、追加の IDoc インタフェースが BAPI に対して生成されます。