!--a11y-->
CCMS エージェントを使用したログファイルの監視 
CCMS エージェントの機能の 1 つは、ログファイルを監視することです。このログファイルエージェントはすべてのエージェントに統合されます。このログファイルエージェントを使用すると、ログファイルを特定の検索パターン、最終変更時刻、またはログファイルの有無について監視することができます。つまり、任意のテキストファイル (データベース警告ログや ITS ログファイルなど) を任意のテキストパターンについて検索し、それらのパターンに警告を割り当て、警告モニタで結果を照会することができます。
エージェントは、検索対象の行を見つけると、その行をセントラル監視システムに転送します。メッセージの詳細は、ログファイルエージェントの設定ファイル内のエントリを使用して決定します。
● 警告またはメッセージの色および重大度
● 割り当てられたメッセージ
● 割り当てられた分析メソッドおよび自動応答メソッド (ローカルおよびセントラル)
● 警告監視ツリー内のポジションに関する指定
また、特定のログファイルの有無と最終変更日を監視したり、警告モニタで特定の検索パターンを含む行を照会したりすることができます。
通常、CCMS エージェントは、読込権限のあるファイルのみを監視することができます。SAPCCM4X エージェントの場合、これらは <SID>adm ユーザ (UNIX) または SAPService<SID> (Microsoft Windows) がアクセス権を持つファイルです。このエージェントは常にこのユーザによって実行される必要があるためです。SAPCCMSR エージェントの場合、これらはエージェントを実行しているユーザが読込権限を持つファイルです。
CCMS エージェントを使用すると、以下のタイプのログファイルを監視することができます。
● アプリケーションによって継続的に書き込まれ、それによって継続的に拡大しているログファイル (Oracle 警告ログ alert_<SID>.log など)
これらのファイルに関して、エージェントは、新しく追加されたエントリを読み込み、その最後の読込ポジションを保存します。
● 再起動のたびにアプリケーションによって同じ名称で再書き込みされるログファイル (SAP アプリケーションサーバの dev_w* ファイルなど)
これらのファイルに関して、エージェントは、新しく追加されたエントリを読み込み、その最後の読込ポジションを保存します。ログファイルのサイズが比較的小さいため、エージェントはアプリケーションの再起動を自動的に認識します。この場合、ファイルの先頭から再び読込を開始します。
● アプリケーションによって毎回新しい名称で登録されるログファイル (brbackup、brconnect など)
エージェントは、新しく追加されたエントリを読み込み、その最後の読込ポジションを保存します。常に現在のログファイルを監視できるように、エージェントは 1 つのタイプの最新ログファイルを自動的に認識します。
CCMS エージェント設定ファイルSAPCCMSR.INI 内でログファイル監視を有効化することができます。パラメータ LogFile を使用して、監視対象のファイルごとに、監視の詳細が含まれる設定ファイルを指定します (ログファイルテンプレート)。SAPCCMSR.INI には、以下の書式で複数のエントリを設定することができます。
LogFile
<設定ファイル 1 の完全なファイル名>
LogFile
<設定ファイル 2 の完全なファイル名>

ログファイルテンプレートごとに、(複数のログファイルに適用可能な) ログファイルの名称の検索基準、および監視の対象となるさまざまなテキストパターンを指定することができます。
また、以下の条件が満たされている場合は、ログファイルエージェントによってもログファイルテンプレートが自動的に検出されます。したがって、SAPCCMSR.INI 内にこれらのログファイルテンプレートを指定する必要はありません。
● エージェントごとに、テンプレートの名称は以下の命名規則に準じます。
エージェント |
ログファイルテンプレートの命名規則 |
SAPCCMSR |
*logmon.ini |
SAPCCMSR -j2ee |
*<SysID>_<InstNo>*logmon.ini |
SAPCCM4X |
*<SysID>_ABAP_<InstNo>*logmon.ini |

<SysID> および <InstNo> は、監視対象のABAP またはJava インスタンスのシステムID およびインスタンス番号です。J2EE Engine によって適切なテンプレートが自動的に生成され、指定された (インスタンス非依存) ディレクトリにこれらが格納されます。CCMS エージェント SAPCCMSR -j2ee および SAPCCM4X の共有メモリは監視対象エンジン (ABAP または Java) のログ監視ツリーを含むだけであるため、システム ID およびインスタンス番号がテンプレートの命名規則の一部になっています。
これにより、各 SAPCCMSR -j2ee エージェントは、自身の Java インスタンスのログファイルを監視するだけになります。また、このことは、ABAP+Java システムの場合、SAPCCM4X エージェントは関連付けられた ABAP インスタンスのログファイルを監視するだけであることも意味しています。
● テンプレートは標準的なファイルです (たとえば、リンクではありません)。また、(コメントを除き) 2 キロバイトを超えることはできません。
● エージェントのタイプに応じて、テンプレートは以下のフォルダ内にあります。
エージェント |
ログファイルテンプレートのディレクトリ |
SAPCCMSR -j2ee |
UNIX: /usr/sap/ccms/<SysID>_<InstNo>/logmon Microsoft Windows: [drive]:\usr\sap\ccms\<SysID>_<InstNo>\logmon |
SAPCCM4X |
$DIR_LOGGING\logmon (つまりデフォルトでは <インスタンスディレクトリ>\log\logmon) |
SAPCCMSR |
UNIX: /usr/sap/tmp/logmon Windows: [drive]:\usr\sap\prfclog\logmon |

また、SAPCCMSR.INI 内でパラメータ LogFileDir を使用すると、ログファイルエージェントによって自動的に検出されるログファイルテンプレートが格納されるフォルダを設定することができます (SAPCCMSR.INI: CCMS エージェントの設定ファイルを参照)。ただし、標準ディレクトリ内のログファイルテンプレートが読み込まれなくなり、対応するログファイルが記載されなくなるため、この手順はお奨めしません。
オプションのエントリ LogFileParam DelTree を使用すると、関連付けられたログファイルが存在しなくなったサブツリーが警告モニタで削除されるように指定することができます。
ログファイルテンプレートの例を参照してください。
CCMS エージェント、CCMS エージェントの拡張機能の開始ページ