データベースインスタンスの操作状態が ONLINE である場合、必要な権限を持つデータベースユーザは、データの定義、変更、照会、登録やデータベースユーザの変更、削除などの操作をそのデータベースインスタンスで実行することができます。
データベースインスタンスの管理タスクは、DBM ユーザがデータベースマネージャを使用して実行します。この作業には、DBM コマンドの実行も含まれます。これらのコマンドの大部分は ONLINE の操作状態で実行する必要があります。データベースインスタンスの操作状態として OFFLINE または ADMIN を必要とする DBM コマンドでは、前提条件のコマンドの説明にその旨が明記されています。
データベースインスタンスの起動および停止の前提条件について確認するには、データベースマネージャCLI の db_online、db_offlineを参照してください。
データベースインスタンスの起動 (操作状態を ONLINE に切替)
データベースマネージャ CLI を呼び出して、パスワードに DBMを指定してユーザ DBM としてログオンします。データベースインスタンス DEMODB に接続し、操作状態を ONLINE に切り替えます。
>dbmcli -u DBM,DBM -d DEMODB db_online
OK
データベースインスタンスの停止 (操作状態を OFFLINE に切替)
データベースマネージャ CLI を呼び出して、パスワードに DBMを指定してユーザ DBM としてログオンします。データベースインスタンス DEMODB に接続し、操作状態を OFFLINE に切り替えます。
>dbmcli -u DBM,DBM -d DEMODB db_offline
OK
データベースインスタンスの現在の操作状態の照会
データベースマネージャ CLI を呼び出して、パスワードに DBMを指定してユーザ DBM としてログオンします。データベースインスタンス DEMODB に接続し、このデータベースインスタンスの操作状態を照会します。
>dbmcli -u DBM,DBM -d DEMODB db_state
OK
OFFLINE