データベースインスタンスのリストアや待機インスタンスの設定では、データベースインスタンスにバックアップをインポートします。データバックアップおよびログバックアップをインポートするには、最初に以下の要素を確認する必要があります。
● インポートを開始するページ
● そのページが格納されているバックアップ
● 次にインポートするバックアップ
これを確認するには、バックアップをインポートするデータベースインスタンスの再起動情報を照会します。この再起動情報には、ログ領域のログページの情報、すなわち、どのページで開始されて (First Log Page) どのページで終了したか (Used Log Page) などの情報があります。
バックアップを作成したデータベースインスタンスのバックアップ履歴も照会します。
バックアップ履歴の主要情報には次のものがあります。
● データバックアップでは、このバックアップ後のリストア時にインポートするページ
● ログバックアップでは、それぞれのバックアップに含まれるログページ (開始ページ番号と終了ページ番号)
こうした情報の利用方法は、データベースインスタンスのリストアと待機インスタンスの設定のどちらを実行するのかによって異なります。
前提条件について確認するには、データベースマネージャ CLIの db_restartinfo、backup_history_open、backup_history_listを参照してください。
参照:
データベースインスタンスのリストア、"バックアップ情報の照会" のセクション