データベースインスタンスの最後の完全データバックアップ以後に保存されたデータをすべてバックアップします。
DBM コマンド backup_stateを使用して、バックアップ操作のステータスを照会することができます。この DBM コマンドを実行するたびに、バックアップの現在のステータスが表示されます。
前提条件について確認するには、データベースマネージャ CLIの backup_start、backup_stateを参照してください。
参照:
ファイルへの増分データバックアップのバックアップテンプレートの定義
データベースシステムのコンセプト、データのバックアップ
ファイルへの増分データバックアップを実行します。
完全データバックアップをすでに実行済です。タイプが FILEの増分バックアップのバックアップテンプレート DemoDataIncの定義が完了しています。
...
1. データベースマネージャCLI をセッションモードで呼び出し、パスワードに MONDAYを指定して DBM ユーザ OLEGとしてログオンし、データベースインスタンス DEMODBに接続します。
>dbmcli -u OLEG,MONDAY -d DEMODB
dbmcli on DEMODB>
2. データベースセッションを開きます。
dbmcli on DEMODB>db_connect
OK
3. バックアップテンプレート DemoDataIncを使用してバックアップ操作を開始します。
dbmcli on DEMODB>backup_start DemoDataInc
OK
Returncode 0
Date 20051229
Time 00111343
Server GENUA
Database DEMODB
Kernel Version Kernel 7.6.00 Build 016-123-109-428
Pages Transferred 312
Pages Left 0
Volumes 1
Medianame DemoDataInc
Location Backups 2005\Data\incDataJan
Errortext
Label PAG_000000005
Is Consistent true
First LOG Page 18648
Last LOG Page
DB Stamp 1 Date 20051229
DB Stamp 1 Time 00111343
DB Stamp 2 Date
DB Stamp 2 Time
Page Count 285
Devices Used 1
Database ID GENUA:DEMODB_20051201_111620
Max Used Data Page 0
---
dbmcli on DEMODB>
この DBM コマンドの実行後に、バックアップに関する情報が出力されます。この情報は、バックアップの終了時または中断時にのみ表示されます。そのため、この DBM コマンドへの応答には長時間を要する場合があります。