この文書では、SAP NetWeaver アプリケーションサーバABAP でのアプリケーションプログラムのプログラミングについて説明します。
ABAP アプリケーションはABAP プログラミング言語で作成されており、SAP NetWeaver アプリケーションサーバ ABAP のアプリケーション層内で実行されます。
ABAP プログラムは、セントラルリレーショナルデータベース(RDBMS) のデータベース管理システムおよびプレゼンテーション層と通信します。SAP システムにログオンしたユーザに対する SAP 固有のグラフィカルユーザインタフェース (SAP GUI) および Web ベースのアプリケーションに対する Web ブラウザが、プレゼンテーション層として利用できます。
この文書は、以下の 5 つのセクションで構成されています。
このセクションでは、ABAP アプリケーションプログラミングの基本が説明されています。この情報は、ABAP プログラミングを理解する上で重要です。NetWeaver アプリケーションサーバ ABAP の概要に続き、ABAP プログラムおよび ABAP プログラム言語の基本機能を紹介します。最後に、ABAP ワークベンチにおける ABAP プログラムの登録方法を簡単に紹介します。
このセクションでは、ABAP プログラム言語の命令を説明します。データ宣言、データ処理、およびプログラムフロー制御の単純な命令から開始して、内部テーブルや抽出での作業、どの ABAP 命令をどの目的で使用することができるかなどのトピックに進みます。
このセクションでは、その登録および使用が ABAP プログラム言語に統合されているSAP GUI 固有の画面について説明します。
このセクションでは、アプリケーションサーバで ABAP プログラムを実行する方法を説明します。ここでは、ABAP プログラムの起動方法、起動の条件、およびプログラム実行のさまざまな方法について示しています。
これは、ABAP のオブジェクト指向な拡張である ABAP オブジェクトの紹介です。オブジェクト、クラス、およびインタフェースは、ABAP オブジェクトの基本的なエレメントです。クラスの定義をユーザ自身で、またはインタフェースや継承を使用してどのように行うことができるかを示します。このセクションでは、クラスのコンポーネントとしてメソッドとイベントを処理する方法も説明しています。
付録には、全システム項目の一覧が含まれています。