このセクションでは、Plug-In プロジェクトと Plug-In を登録する方法および配置用の Plug-In JAR ファイルを作成する方法について説明します。
● NetWeaver Developer Studio を開いておきます。
● サポートプラットフォーム用の NetWeaver Developer Studio Plug-In をインストールしておきます。
● プロジェクトに supportplatformengine.jar への参照を設定しておきます。このファイルは、\j2ee\cluster\server0\bin\ext\tc~supportplatform~engine に格納されています。
このファイルは、NetWeaver Developer Studio Plug-In のインストールに記載されている SAP ノートから入手することもできます。
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1. Plug-In プロジェクトを登録するには、ファイル → 新規→ その他 → サポートプラットフォーム → 新規サポートプラットフォーム Plug-In プロジェクトを選択します。
プロジェクトの名称を選択し、終了をクリックします。プロジェクトのフォルダ構成が登録され、plugins..xml ファイルが作成されます。
2. Plug-In クラスファイルを作成するには、ファイル → その他 → サポートプラットフォームを選択し、次に単純 Plug-In の追加 (ISupportPluginclass を登録) または設定可能 Plug-In の追加(IConfigurableSupportPluginclass を登録) のいずれかを選択します。
以下の指定を求めるダイアログが表示されます。
○ クラスパッケージ
○ Plug-In の名称およびサポートプラットフォームユーザインタフェース内で Plug-In が表示される場所
■ 簡単な名称を指定することができます。Plug-In は、ツリーの最上位に表示されます。
■ Plug-In が表示されるフォルダ (またはパス) を含めた名称を指定することができます。
たとえば、myFolder/myPlugIn を指定すると、Plug-In は myFolder フォルダ内の myPlugIn として表示されます。このフォルダは、ツリーの最上位レベルに表示されます。
以下は、サンプルの plugins.xml ファイルです。
<plugins>
<pluginname="myFolder/myPlugIn">
<classname="myPlugIn">
</class>
</plugin>
</plugins>
この Plug-In は、サポートプラットフォームユーザインタフェースに以下のように表示されます。
name の値全体 (パス全体を含む) は、Plug-In の名称と見なされ、一意である必要があります。
○ Plug-In クラスの名称
3. Plug-In クラスで、以下のメソッドを実装します。
○ getDescription(): Plug-In の内容説明を返します。この内容説明は、タスクペインに表示されるだけでなく、Plug-In ペインで Plug-In の名称の上にカーソルを合わせたときにツールのヒントとして表示されます。
○ getColumnNames(): この Plug-In に対する結果テーブルの列名の一覧を返します。結果のテキスト列が自動的に登録されます。
最初のカスタム列が結果テーブルに表示されます。その他の列は、結果の行をクリックしたときに下部の結果詳細領域に表示されます。
○ analyze(): 一部の分析を実行し、結果ペインに表示される結果を登録します。このメソッドは、管理者が実行をクリックしたときに呼び出されます。
このメソッドは、IPluginAction オブジェクトに渡されます。このオブジェクトは、オブジェクト上で以下のメソッドを呼び出して結果を登録するために使用します。
■ addResult(): 結果テーブルに行を追加します。
このメソッドを使用すると、結果のタイプのマーク (IResult 定数の指定に応じて正常終了、情報、またはエラー)、結果が修正可能かどうかの表示、および結果テーブルに表示されるデータの Vector の提供を行うことができます。
■ addSuccessfulResultSimple(): 結果テーブルに行を追加します。結果は正常終了としてマークされ、追加のデータは表示されません。
■ addSuccessfulResult(): 結果テーブルに行を追加します。結果は正常終了としてマークされます。
このメソッドを使用すると、結果テーブルおよび結果詳細領域に表示される追加データを提供することができます。
■ addMessage(): 結果ペインのメッセージタブにメッセージを追加します。
○ fix(): エラー結果の原因となった問題の修正を試み、正常終了した場合は結果のステータスを変更します。
○ 管理者が固定をクリックすると、修正可能なエラー結果ごとにこのメソッドが 1 回呼び出されます。結果を登録するときに修正可能パラメータを true に設定した場合は、結果が修正可能です。
4. 設定可能な Plug-In クラスの場合は、IConfigurableSupportPlugin インタフェースに定義されるメソッドも実装します。
詳細については、以下を参照してください。
5. 別の Plug-In に依存する Plug-In を作成する場合は、plugins.xml ファイルに依存関係を登録します。サポートプラットフォームでは、2 番目の Plug-In から返されたすべての結果が正常終了でない限り、Plug-In は実行されません。
Plug-In の <plugin> エレメントの内部に <dependency> エレメントを追加し、タグの本体に現在の Plug-In が依存する Plug-In の名称を記述します。
以下の例では、myFolder/myPlugIn が myFolder/myPlugInChild に依存するようになります。
<plugins>
<pluginname="myFolder/myPlugIn">
<classname="myPlugIn"/>
<dependency>myFolder/myPlugInChild</dependency>
</plugin>
<pluginname="myFolder/myPlugInChild">