EXPORT COLUMNS コマンドを使用して、テーブルから個別の列値をエクスポートすることができます。
DEMODB デモデータベースが必要です。
要求したテーブルがデータベースインスタンスで利用可能である必要があります。EXPORT COLUMNS コマンドを実行できるのは、エクスポートするテーブルに対するアクセス権限がある場合のみです。
データベース管理者 MONA としてローダを起動し、デモデータベース DEMODB にログオンします。セッションモードを使用します。
loadercli -d demodb -u mona,red
HOTEL スキーマの CUSTOMER テーブルのデータをエクスポートします。
SELECT 文の場合のように、キーワードEXPORT COLUMNS の後に必要テーブル列とその順序を指定することができます。
キーワードDATA の後にエントリを入力し、アプリケーションデータのエクスポート先の宛先を制御することができます。
テーブルのアプリケーションデータをエクスポートすることができます。
EXPORT COLUMNS * FROM hotel.customer
DATAOUTSTREAM
'customer_csv.data'
アプリケーションデータ(DATA) は、CSV 書式 (デフォルト値) でエクスポートされます。
EXPORT COLUMNS * FROM hotel.customer
DATAOUTSTREAM 'customer_fwv.data'
FWV
アプリケーションデータ(DATA) は、FWV 書式でエクスポートされます。
EXPORT COLUMNS * FROM hotel.customer
DATAOUTSTREAM
'customer_fwvbinary.data' FWV
BINARY
アプリケーションデータ(DATA) は、FWV BINARY 書式でエクスポートされます。
FWV BINARY 書式はローダに固有のバイナリ書式であるため、この書式のデータファイルを変更することはできません。
参照:
ローダ、データストリーム、CSV、FWV、FWV BINARY
コマンド EXPORT COLUMNS * ... DATA ... またはコマンド EXPORT TABLE ... DATA ... を使用して、テーブルのすべてのアプリケーションデータをエクスポートすることができます。どちらの場合も、データがエクスポートされる順序は、テーブル列の順序によって決まります。
テーブルの個別の列値をエクスポートすることができます。
EXPORT COLUMNS cno, title, name, zip,
address FROM hotel.customer
DATA OUTSTREAM
'customer_csv.data'
CUSTOMER テーブルのCNO、TITLE、NAME、ZIP および ADDRESS 列は、指定した順序でエクスポートされます。
EXPORT COLUMNS title, name, cno, zip,
address FROM hotel.customer
DATA OUTSTREAM
'customer_csv.data'
CUSTOMER テーブルのTITLE、NAME、CNO、ZIP および ADDRESS 列は、指定した順序でエクスポートされます。
データストリームのテーブル行を特定の順序で配置するには、ORDER 句を使用します。order 句に指定した列により、ソート順序が決まります。構文要素の順序に注意してください。ORDER 句を最初に入力します。
EXPORT COLUMNS name, title, cno,
zip, address
FROM
hotel.customer
ORDER BY name, zip
DATA OUTSTREAM
'customer_csv.data'
CUSTOMER テーブルの行は、NAME および ZIP 列の値によってソートされ、この順序でデータストリームにエクスポートされます。
ロックの設定と分離レベルの指定用の構文要素は頻繁に使用されます。SELECT 文の構文ルールによって指定される構文要素の順序に注意してください。
EXPORT COLUMNS cno, title, name,
zip, address
FROM hotel.customer
WITH LOCK
ISOLATION LEVEL
0
DATA OUTSTREAM
'customer_csv.data'
指定したCUSTOMER テーブルの列がエクスポートされます。この場合、LOCK オプションと分離レベル0 が設定されています。
参照:
SQL 参照マニュアル、SELECT 文 (select_statement)
キーワードMAP COLUMNS の後にデータストリームのテーブル列の順序を指定することができます。構文要素の順序に注意してください。
EXPORT COLUMNS * FROM
hotel.customer
MAP COLUMNS
cno 1-5
title 6-13
name 14-54
firstname 55-75
zip 76-81
address 82-122
DATA OUTSTREAM
'customer_fwv.data' FWV
すべての列値がエクスポートされ、次の順序でデータストリームに保存されます。CNO、TITLE、NAME、FIRSTNAME、ZIP、ADDRESS。
これは、選択した列のみをエクスポートする場合も可能です。
EXPORT COLUMNS cno, title, name,
zip, address
FROM hotel.customer
MAP COLUMNS
name 1
title 2
cno 3
zip 4
address 5
DATA OUTSTREAM
'customer_csv.data'
列値 CNO、TITLE、NAME、ZIP、ADDRESS がエクスポートされ、次の順序でデータストリームに保存されます。NAME、TITLE、CNO、ZIP、ADDRESS。
CSV および FWV [BINARY] 書式を使用する場合、LONG データ用として特別なデータストリームが登録されます。
HOTEL スキーマ内のHOTEL テーブルのデータは、CSV データストリームにエクスポートされます。HOTEL テーブルには LONG 列 INFO があります。DATA 構文要素の後に LOB 構文要素を入力します。
EXPORT COLUMNS * FROM hotel.hotel
DATA OUTSTREAM 'hotel_csv.data'
LOB OUTSTREAM INFO 'hotel_info_csv.long'
HOTEL テーブルのすべての列がエクスポートされます。LONG 値は、データストリーム hotel_info_csv.longに保存されます。
参照:
構文オプションを組み合わせると、それに応じて複雑なコマンドになります。構文要素の順序に注意してください。
EXPORT COLUMNS cno, title, name,
zip, address
FROM hotel.customer
ORDER BY name, zip
WITH LOCK
ISOLATION LEVEL 0
MAP COLUMNS
cno 1-4 INTEGER
title 5-12
name 13-53
zip 54-59
address 60-100
DATA OUTSTREAM 'customer_fwvbinary.data' FWV
BINARY
完全な構文の内容説明については、ローダ文書の EXPORT COLUMNS コマンドを参照してください。
参照:
エクスポート用のその他のコマンド
対応するインポートコマンド IMPORT COLUMNS