タスクステータスは、タスクがアクティブであるかどうか、および現在実行中のアクションを示します。
タスクステータスの概要
名称 |
内容 |
AsynClose |
バックアップまたはリストア後に入出力ポートを閉じる処理を実行中 |
AsynCntl |
パラメータの設定中またはバックアップ装置の初期化中 |
AsynIO |
非同期入出力操作の実行中 (バックアップまたはリストア時) |
AsynOpen |
バックアップまたはリストアのために入出力ポートを開く処理を実行中 |
AsynWaitRead/Write |
バックアップまたはリストア時の入出力操作終了の待機中 |
Command reply |
リクエストの結果をアプリケーションに送信中 |
Command wait |
リクエストのないデータベースセッション |
接続待機 |
空きデータベースセッション |
DcomObjCalled |
データベースプロシージャまたは COM オブジェクトの実行中 |
Diaginit |
データベース内部のトレースファイルの初期化中 |
無効 |
初期ステータスでリソース (スタックなど) なし |
InsertEvent |
イベント生成中 |
IO wait (W/R) |
入出力操作の結果の待機中 (W: 書込、R: 読込) |
ロック済 |
カーネルがシャットダウンされたためロック済 (このタスクの再スケジュールを回避するため) |
RescheduleMsec |
短期の待機状態。事前定義されたタイムスパン (マイクロ秒) 後に自動的に再実行 |
Runnable |
現在実行可能。ただし、長い実行時間または別のタスクの優先度のために移動済 |
Running |
CPU を使用して実行中 |
sleep |
短期の待機状態。事前定義されたタイムスパン後に自動的に再実行 |
Stopped |
カーネルによって保留され、再実行を待機中 |
Terminated |
タスクまたはデータベースセッションが終了 |
UNKNOWN |
未知のタスクステータス |
Vattach |
入出力ポートを開く処理を実行中 (ボリューム、通常操作) |
Vbegexcl |
保護領域に入るための待機中 |
Vdetach |
入出力ポートを閉じる処理を実行中 (ボリューム、通常操作) |
Vdevsize |
ボリュームのサイズの決定中またはボリュームをフォーマット中 |
Vdualvectorio |
2 つのボリュームでベクトル入出力操作 (読込または書込) を並列で実行中 |
Vendexcl |
保護領域から移動中 |
VenterRWRegion |
保護領域に入るための待機中 (リーダ/ライタリージョン) |
Vfclose |
ファイルを閉じる処理を実行中 |
Vfopen |
ファイルを開く処理を実行中 |
Vfwrite |
ファイルに書込中 |
VleaveRWRegion |
保護領域から移動中 (リーダ/ライタリージョン) |
Vopmsg |
データベースファイル knldiag、knldiag.err、opmsg[n] のどれかにメッセージを書込中 |
Vrelease |
データベースセッションの終了中 |
Vshutdown |
データベースインスタンスの操作状態を ONLINE から ADMIN に変更中 |
Vsuspend |
保留され、別のタスク (Vresume) によって明示的に起動されるのを待機中 特別な Vsuspend 待機状況がいくつかあり、それぞれ独自の名称で表示されます。このようなステータスのうち重要なものを以下に示します。 TableRootExcl:
永続データを表す B* ツリーにアクセスするときに発生します。 TableRootShare:
永続データを表す B* ツリーにアクセスするときに発生します。 TableNodeExcl、TableNodeShare: リーフレベルでのロック衝突の待機ステータスに似ています。 索引または一時データを表す B* ツリーの場合は、InvRootExcl、InvRootShare、InvNodeExcl、TempRootExcl、および TempRootExcl などの同様のステータスがあります。 ページチェーンの場合は、ObjRootExcl、ObjNodeExcl、ObjNodeShare、UndoRootExcl、UndoRootShare、および UndoNodeExcl などの同様のステータスがあります。 DC OvFlow: データキャッシュは最大能力で処理中であり、新しいデータを受け入れることはできません。ページがデータキャッシュからボリュームに書き込まれている場合のみ、データキャッシュは新しいページを受け入れることができます。DC OvFlow ステータスが頻繁に発生する場合は、データキャッシュが十分に大きいかどうか、または入出力システムが遅すぎないかどうかをチェックしてください。 LogQ FULL: ログキューは最大能力で処理中であり、新しい REDO ログエントリを受け入れることはできません。ログライタによってデータがログキューからログ領域に書き込まれている場合のみ、ログキューはログエントリを再び受け入れることができます。LogQ Full ステータスが頻繁に発生する場合は、ログキューが小さすぎないかどうか、または入出力システムが遅すぎないかどうかをチェックしてください。 DB FULL: データ領域が一杯になったため、これ以上のページを受け入れることはできません。新しいデータボリュームを追加してください。 |
Vvectorio |
ベクトル入出力操作を実行中 (読込または書込) |
Vwait |
他のタスク (Vsignal)
によって明示的に起動されるのを待機中 |
WaitForEvent |
イベントの待機中 |
タスクに関する情報を照会するには、データベースマネージャまたは XCONS を使用するか、あるいは、SAP システムの場合は、データベースアシスタントまたは liveCache アシスタントを使用します。参照
● データベースマネージャ GUI、データベースセッションの照会
● データベースマネージャ CLI、show
● XCONS の文書
● CCMS におけるデータベース管理: MaxDB、タスクマネージャ
参照: