統計は、システムのパフォーマンスの概要を示します。以下の方法でシステム負荷に関する統計を照会できます。
ワークロードモニタは、ローカルABAP システムの統計データを表示します。ワークロード概要で、システムのパフォーマンスを分析することができます。全インスタンスの合計値を参照したり、一定期間の特定のインスタンスのパフォーマンスを比較したりすることもできます。広範囲の分析ビューとデータは、パフォーマンスの問題の原因を短時間で簡単に特定する場合に役立ちます。
グローバルワークデータモニタは、非 ABAP コンポーネントの J2EE Engine、BC、および ITS の統計を含めたランドスケープ全体の統計を表示します。たとえば、外部コンポーネントが起動するときに作成された負荷データをこのモニタで照会できます。
● 機能トレース
グローバルワークデータモニタが集計データだけを表示するのに対し、複合システムランドスケープのABAP システムと非 ABAP システムの J2EE Engine、BC、および ITS の両方の未加工の統計データ(単独レコード) を照会するには、機能トレースが使用できます。機能トレースは、未加工データ、つまり高レベルの詳細情報を取得するために RFC (非 ABAP システムではエージェント) を使用します。たとえば、機能トレースを使用して、複数のシステムで特定のビジネスプロセスに対するアクションを監視することができます。また、SQL トレースや DSR トレースなども機能トレースで表示できます。