ROLLBACK 

ROLLBACK を実行すると、データベース内でトランザクションによって実行されたすべての変更が、データベースシステムによって元に戻されます。このために、データベースシステムによって、トランザクションの UNDO ログエントリが使用されます。

その後、データベースシステムによって、トランザクションに割り当てられたすべてのロックが開放され、トランザクションによって生成されたすべての結果テーブルが暗黙的に削除されて、新しいトランザクションが開かれます。

COMMIT によって完了した変更を ROLLBACK によって元に戻すことはできません。

通常のデータベース操作では、必要な ROLLBACK アクションはデータベースシステムによって独立して実行されます。ただし、適切な SQL 文を使用することで、明示的に ROLLBACK を依頼することもできます。

参照:

SQL 参照マニュアル、ROLLBACK 文

データベースシステムのコンセプト、データ変更のログ記録