データベースシステムは、ユーザまたはタスク内のカーネルによってリクエストされたアクションを実行します。
重要なタスクの概要
名称 |
内容 |
イベントタスク |
イベントタスクは、カーネルに登録されているイベントを受け入れて、これらと外部で通信します。 |
ログライタ |
ログライタは、COMMIT またはセーブポイントなどに応じて、ログキューからログ領域にログエントリを書き込みます。 |
ページャ (データライタ) |
ページャは、各セーブポイントで、データキャッシュからデータボリュームにデータを書き込みます。データキャッシュが大きい場合、セーブポイントの書込に長い時間がかかることがあります。必要に応じて、セーブポイント終了と次のセーブポイント開始との間でもページャをアクティブにして、変更されたデータを非同期で保存します。 再起動時には、ページャによってコンバータページがデータボリュームからコンバータに読み込まれます。システムによって、必要なページャの数が計算されます。これは、主にデータキャッシュのサイズおよびデータボリュームの数に依存します。 |
サーバタスク |
サーバタスクは、データベース機能を並列化します。このことは、たとえば、データおよびログエントリのバックアップ、索引の登録、テーブルの完全な削除などの作業に必要になります。再起動時には、ログエントリのインポートとトランザクションの処理が並列で実行されます。 MAXSERVERTASKS 特殊データベースパラメータを使用して、利用可能なサーバタスク数を設定することができます。 サーバタスクには、Savepoint、BackupMedium、BackupVolume、AutosaveCoordinator、AutosaveMedium など、使用方法を反映する特別な名称を付けることができます。 |
タイマタスク |
タイマタスクは、SQL ロックリクエストのタイムアウトの処理、およびログエントリをバックアップできるかどうかのチェックを行います。 |
トレースライタタスク |
トレースライタタスクは、データベーストレースがオンになっているときに、トレースエントリがワークメモリに書き込みます。 |
ユーザタスク |
ユーザタスクによって、SQL 文が実行されます。 データベースユーザがデータベースセッションを開くと、データベースシステムによってこのデータベースユーザにユーザタスクが割り当てられます。 MAXUSERTASKS 特殊データベースパラメータを使用して、利用可能なユーザタスク数を設定することができます。 |
ユーティリティタスク |
ユーティリティタスクは、管理タスクを実行します。 |
タスクに関する情報を照会するには、データベースマネージャまたは XCONS を使用するか、SAP システムの場合はデータベースアシスタントまたは liveCache アシスタントを使用します。参照
● データベースマネージャ GUI、データベースセッションの照会
● データベースマネージャ CLI、show
● XCONS の文書
● CCMS におけるデータベース管理: MaxDB、タスクマネージャ
参照: