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This graphic is explained in the accompanying text : 整合性のあるビュー Locate the document in its SAP Library structure

Note

整合性のあるビューは、SAP liveCache データベースインスタンスでのみ利用可能です。OLTP (MaxDB) データベースインスタンスにおけるトランザクションの整合性は、分離レベルで設定します。

liveCache データベースインスタンスでは、データの整合性のあるビューを使用可能にするために、UNDO ログエントリが使用されます。以下の例では、2 つのトランザクションで、同じデータレコードの整合性のあるビューを同時に使用する場合について説明します。

...

       1.      トランザクション T1 で、テーブル CUSTOMER のデータレコード 3600 に初めてアクセスして、名称の値として Smiht を読み込みます。ただし、トランザクション T1 ではこのデータレコードをロックしません。

       2.      トランザクション T2 で、データレコード 3600 の名称を Smiht から Smith に修正します。トランザクション T2 が、COMMIT を発行して終了しました。

       3.      トランザクション T1 から再度データレコード 3600 にアクセスする場合、最初に履歴ファイルがチェックされて、最初にデータレコード 3600 が読み込まれたとき以降、このデータレコードが他のトランザクションによって変更されていないかどうかが確認されます。

ここではトランザクション T2 によってデータレコードが変更されたため、トランザクション T1 では、1 回目の読込と 2 回目の読込で同じ結果が得られるようにするために、トランザクション T2 UNDO ログエントリが使用されます。UNDO ログエントリがない場合、トランザクション T1 では、データレコード 3600 1 回目の読込時と 2 回目の読込時で異なる結果を得ることになります。

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       4.      トランザクション T2 UNDO ログエントリは、トランザクション T1 COMMIT を発行して終了するまでは、ガーベッジコレクタによって削除されません。

参照:

履歴管理

データ変更のログ記録

 

 

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