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Background documentation 論理アクセス構造 Locate the document in its SAP Library structure

データベースシステムは、以下の編成構造を使用してデータをデータベースに保存します。

      ページチェーン

      B* ツリー内のページ

ページチェーン

データベースシステムは、ページチェーンを使用して、UNDO ログエントリおよび SAP liveCache データ (C++ オブジェクト) を保存して、後でアクセスします。

ページチェーンは、論理的に相互に関連する一連のページです。各ページには、後に続くページが 1 ページのみ存在します。ページチェーンの第一ページをルートページと呼びます。ルートページには、チェーンの最終ページの ID などの内部管理情報が含まれています。

ページチェーン

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B* ツリー

データベースシステムは、以下のデータベースオブジェクト用の B* ツリーを登録します。

      データレコードのテーブル (アプリケーションデータ) ごとに 1 つの B* ツリー

      テーブルの LONG 値用の 1 つ以上の追加 B* ツリー

LONG 列のあるテーブルの B* ツリーを参照してください。

      テーブルの索引ごとに 1 つの追加 B* ツリー

テーブルの各索引の B* ツリーを参照してください。

B* ツリーは、ルートレベル、1 つ以上の B* ツリー索引レベル、およびリーフレベルで構成されます。各レベルは 1 つ以上のページで構成されます。データベースシステムは、データレコードを検索するとき、B* ツリーのルートページから開始し、段階を追って検索範囲を狭めます。

3 つのレベルがある B* ツリー

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B* ツリーのルートレベルおよび B* ツリー索引レベルのページには、区切記号が含まれています。

区切記号は、1 段階下位レベルにあるページの論理アドレス (ページ番号) を示します。区切記号には一次キーの重要部分が含まれ、この部分は次のエントリとの区別に必要です。これにより、これらのページに必要な記憶域が最小限になります。区切記号の長さの平均値は、キーの構造および選択度に応じて異なります。

各レベル (ルートレベルを含む) のもっとも左にあるページの最初の区切記号には、1 段階下位レベルのもっとも左にあるページへのポインタのみが含まれます。

B* ツリーのルートページ

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リーフレベルのページ (リーフページ) には、実際のデータレコード (テーブルの行) およびポジション一覧が含まれています。各データレコードにはポジション一覧のエントリがあり、ページ内のデータレコードの物理的場所が示されます。データベースシステムでは、1 つのページにデータレコードがランダムに保存されますが、ポジション一覧のポジションエントリは常に昇順で保存されます。

リーフページのデータレコードの数は、データレコードの合計長に応じて異なります。

データベースシステムは、B* ツリーを自動的に再バランシングすることによって、マニュアルによるデータの再構成を不要にします。再バランシングを参照してください。

参照:

: SELECT

: INSERT

: UPDATE

: DELETE

データ記憶域

 

 

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