請求書照合のタスクは、仕入先から受領した請求書の内容、価格、計算の正確さをチェックすることです。重要なアクティビティとして、請求書を購買発注または入庫と照合する作業があります。
ロジスティクス請求書照合は、財務会計からは独立した機能です。これを使用すると、ロジスティクスシステムの場所でオリジナル請求書にすべてのデータを入力し、財務会計には別のシステムを使用することができます。
ロジスティクス請求書照合は、特に小売業の要件に対応することを目的として開発されました。また、SAP Retail には従来の請求書照合コンポーネントも含まれています。ただし、技術上の理由から、分散システムやマスタデータ処理などの主要な要件は従来の請求書照合コンポーネントには導入されていません。
請求書照合では、購買管理 アプリケーションエリア や入庫アプリケーションエリアで事前に入力されたデータが使用され、請求書の転記時に作成される伝票が財務会計、固定資産管理、管理会計に渡されます。
請求書照合のタスクは以下のとおりです。
キ 受信した請求書とクレジットメモの入力
キ 請求書の内容、価格、計算の正確さのチェック
キ 請求書によって発生する勘定転記の実行
キ SAP システムでの特定のデータの更新 ( 未消込明細や商品価格など)
キ 詳細が購買発注と大きく異なるために保留された請求書のチェック
請求書照合では、請求書の支払や分析は扱われません。これらのプロセスに必要な情報は他の部門に渡されます。請求書の転記時には、仕入先勘定に未消込明細が登録されるだけです。この未消込明細は、財務会計で支払が実行されると消し込まれます。
ロジスティクス請求書照合の詳細については、MM -
ロジスティクス請求書照合を参照してください。
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