権限のある担当者は、伝票承認の Enjoy 機能を使用して購買依頼を照会し、そのコードを使用してトランザクションを切り替えずに承認を実行することができます。
購買依頼を承認する前に、以下の前提条件が満たされていなければなりません。
承認方針
§ 購買管理 のカスタマイジングで、購買依頼 → 承認手続 を選択し、購買依頼に対する承認方針を定義しておく必要があります。
完了済バージョン:
§ 購買管理 のカスタマイジングで、バージョン管理 → 購買依頼のバージョン管理の設定 を選択して、バージョン管理を有効化してあるとき、
購買依頼が明細別承認の対象である場合、該当する購買依頼明細のバージョンが完了されている必要があります。
購買依頼が全承認の対象である場合、すべての明細のバージョンが完了されている必要があります。
購買依頼の承認 (ME54N) で、承認を実行する権限のある担当者は、購買依頼の現行バージョンを照会することができます。この情報にもとづいて、購買依頼または購買依頼明細を承認するか拒否するかを決定することができます。
購買依頼がそのままで問題ない場合は、承認方針タブページの 承認 を選択し、承認コードを使用して承認を実行します。
購買依頼が明細別承認の対象である場合、明細概要から承認コードを使用して、該当する明細を承認することもできます。
複数の承認コードに対する権限がある場合、明細概要から同時にすべての承認コードを使用して承認することができます。ただしこれは、これらの承認コードに対する承認前提条件が満たされている場合に限られます。
複数の購買依頼明細を同時に承認することもできます。 をクリックすることにより、該当する承認コードに対する権限がある、明細概要で選択したすべての購買依頼明細を承認することができます。
明細概要に対してレイアウト ( 表示バリアント) 2DEFAULT を使用する場合、 をクリックして概要の明細を承認することができます。
すべての購買依頼の明細が承認の対象とは限らない場合、 をクリックして明細の表示を限定することができます。これにより、承認権限がある、明細別承認の対象となるすべての明細が表示されます。
をクリックして、購買依頼のすべての明細を表示します。
購買依頼の承認 (ME54N) で ボタンをクリックすると、承認コードを使用して以前に実行された承認を取り消すことができます。
購買依頼に問題がある場合は、承認方針タブページの 拒否 をクリックして、購買依頼を拒否することができます。
その場合、購買依頼者は購買依頼の変更 (ME52N) で、承認方針タブページの をクリックして、拒否を取り消す必要があります。その後購買依頼者は、購買依頼または購買依頼明細を再度処理することができます。
購買依頼の承認 (ME54N) で ボタンをクリックして、拒否を取り消すこともできます。
明細概要に対してレイアウト ( 表示バリアント) 2DEFAULT を使用しているとき、
1. 購買依頼の明細の承認 ( 明細別承認) を拒否した場合、拒否された明細は明細概要で のマークが付けられます。
2. 購買依頼全体の承認 ( 全承認) を拒否した場合、すべての明細に のマークが付けられます。
その場合、購買依頼者は購買依頼の変更 (ME52N) で、 をクリックして、拒否を取り消す必要があります。その後購買依頼者は、購買依頼または購買依頼明細を再度処理することができます。